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名古屋の会社が東京と大阪にオフィスを開設した話

こんにちは。オプティマインド代表の松下健です。

この記事では、名古屋に本社のあるオプティマインドが東京と大阪にオフィスを開設した背景や、フルリモート勤務を含めどういった工夫をして各オフィスのコミュニケーションを取っているのか等、考えや施策について書こうと思います。

オプティマインドでは現在、名古屋本社と東京オフィス、大阪オフィスと、フルリモート勤務での採用活動を行っています。

「名古屋が本社の会社って、東京と大阪はどんな雰囲気なんだろう?」
「大阪と東京は営業部だけしかないのかな?」
「オフィスがあるのにフルリモート勤務だと業務で取り残されないだろうか?」
入社を検討されている方のこのような疑問や不安の声を耳にします。

後述しておりますが、オプティマインドでは職種で勤務地は分けておらず、各オフィスで様々な職種の方が働いています。その前提としてあるのは、どの勤務地で働いていても、オプティマインドという一つの会社で一枚岩となり、ビジョンに挑んでいきたいということです。

東京オフィス、大阪オフィスを開設した背景

2021年1月に東京オフィスを、2023年1月に大阪オフィスを開設しました。フルリモートの方の採用もスタートし、現在では福岡や静岡、長野、愛媛、和歌山などからフルリモートで勤務しているメンバーもいます。

元々は本社(名古屋)への出社勤務を前提としていたためフルリモート勤務の方はおらず、他県で採用となった方にも引っ越しをして名古屋の本社で勤務いただいていました。しかし、新型コロナウイルスが蔓延し、パラダイムシフトが起こる中で、我々もフルリモート勤務への対応や新たにオフィスを開設していかないと今後の事業成長が止まりかねないと感じるようになり、東京オフィスと大阪オフィス、フルリモート勤務の採用をスタートしました。

東京オフィスの様子:スカイツリーが見えます!
大阪オフィスの様子:OPTIMINDの「I」がなく「そこにIはあるんか」と盛りがりました(笑)

本社を東京に移す会社もありますが、オプティマインドは名古屋大学発のスタートアップであり、名古屋は物流のハブでもあるので本社を移すことは現状では考えていません。

名古屋オフィスの様子:営業部隊MTG

新しくオフィスを開設する際に最も気にしていたことは、名古屋、東京、大阪の各オフィスごとに2つの分断が起きることでした。

1つは名古屋勤務の人は知っているのに、東京と大阪の人は知らないという「情報の分断」です。オフィスごとに情報格差が生じるのは避けたいと思っていました。

そしてもう1つが、各オフィスでオプティマインドらしさが構築されていく「文化の分断」です。それぞれのオフィスで文化が形成されていくことにはもちろん良い点がありますが、フルリモートの方はどこにも属せないのか、ということにもなりかねませんし、オプティマインドという一枚岩として強みを発揮できなくなってしまうのではないかと考えていました。

「自分たち東京は」、「私たち大阪は」、「本社としては」という意識がオフィスごとに生まれ、会社が分断しないように。「名古屋だけが盛り上がっていて、東京と大阪は寂しいな…」という状態にならないように。各オフィスを合わせてオプティマインドという一つの組織としてどうスケールしていくかを考えてきました。

オフィスごとに2つの分断が発生しないために

東京、大阪、名古屋で分断しないために工夫したことがあります。それをいくつかご紹介します。

1: 支社や支店にしない

支社や支店とすると、そのオフィスが1つの組織となります。文化が独自で進化し、組織として成長することは決して悪いことではありません。しかし支社長と本社のマネジメントのどちらに従えばいいのか分からなくなることが起こり得ます。東京のオプティマインド、大阪のオプティマインド、名古屋のオプティマインドではなく、全てのオフィスで1つの組織として成長するために、あえて支店や支社とはしませんでした。

支店と位置づけなくとも、拠点長として各オフィスのトップを立てるべきかという議論もしましたが、立てない状態でスムーズに運営されたため、そのまま拠点長は立てていません。

2: 職種でオフィスを分けない

東京オフィスは営業、名古屋オフィスはエンジニア、のように職種でオフィスを分けてはいません。どのオフィスにも、営業も、エンジニアも、ビズも、プロダクトも・・・様々な職種の方がいます。物流現場は全国津々浦々にありますし、地域制をもたせる必要もありませんでした。

3: 月に1回、全社員が名古屋に集結

月初に、東京オフィスや大阪オフィス、フルリモート勤務の方も、全社員が名古屋に集まる日を設けています。この日に合わせて、新しく入社した方のオンボーディングプログラムも名古屋で実施していて、私からのミッション・ビジョンの話や、各チームの紹介、入社した方の紹介等をしています。オンボーディングプログラムを全員の出社日に合わせることで、「入社したのは良いけれど、他のメンバーの顔や雰囲気が分からないまま仕事をしなければならない」という状況にならないようにしています。

全社出社日の様子:プロダクト開発部交流会
全社出社日の様子:チーム会議
入社オンボーディングプログラムの様子
全社出社日にはシャッフルランチを行うことも

東京メンバーだけの飲み会や集まりの話も聞きますが、それは「このチームで飲みに行こう」というのと同じ感覚かなと思っています。東京だから、大阪だから、名古屋だから、フルリモートだから、ではなく、あくまでもオプティマインドという一つの会社にみんなが集まり、成長することを大切にしたい。決して名古屋だけが盛り上がっている会社ではありませんし、そうならないようにこれからも工夫を凝らしてみんなが一つとなってミッション・ビジョンに向かって突き進んでいきたいと考えています。

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