【不思議な話】一人暮らし最初の夜に

数年前の念願の一人暮らし初日の夜。実家からは、本や洋服などの最小限の荷物しかもってこなかった。家具などは一切なく、部屋には段ボールと、カーテン替わりのレジャーシート。床は畳んだ段ボールを敷き詰めて、冷えに備える準備をした。調理器具も一切無かったので、コンビニで買ったものを床で食べるという。なんだかマンションを借りているのに、室内でピクニックをしているようなそんな状況だった。

ウトウトと寝転がっていると、廊下に置いてある段ボールの裏に人がいた。戸締りを忘れてしまったのだろうか。それにしてもおかしい。赤か紫の着物を着ているような。顔がよく見えない。近づいては来ない。しかし、その日はめちゃくちゃ疲れていたのでそのまま、朝までぐっすり寝てしまった。床が固くて腰の痛さで目が覚める。

上村松園「序の舞」(1936)

ここから恐怖体験があれば面白い?のだろうけれども、初日のそれ以降、特に目立ったことはない。ただ、とにかくラップ音がもの凄かった。鉄筋・鉄骨のはずなのに。うるさーい!と思うくらい。眠れないくらい。東京のマンションってそういうものなのか?と思いつつ、管理会社に伝えようと録音をしようとしたけれども、ラップ音以外の音が録れていたら、それはそれで怖いからやめた。予防策として、東急ハンズで買った耳栓を使って寝るようになったくらいだ。

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耳栓

あまりにうるさいので、会社の人に相談したら空気を清める?水晶を置くと良いと言われて、上野のパワーストーン屋で小さい水晶を購入。さらに部屋の四隅に盛り塩をしたらパタッと音が止んだ。凄い効果。※伯方の塩&ホイップクリーム作る時の金具で頑張って三角形にして、絵皿に置いたなんちゃって盛り塩ですが。

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『岩座(いわくら)』公式通販/雑貨/盛塩

実際使ったのは下記▼

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伯方の塩 スタンドパック 200g
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SA18-8口金 花 8切
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絵皿
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開運なび

静かな夜を手に入れた私は、日々爆睡状態。平和。後日、いわゆる見える系の友人に遊びに来てもらったけれど、特に怖い人でもなかったようで、ラップ音の音的に歓迎されていたのかもと。歓迎かぁ。まあ、それなら仕方ない。それ以降も実は、いくつか不思議なことがありましたけど、それはまた後日。

今思うと、ベランダからすぐ見える所に神社があったので、挨拶に来てくれたのかなと思ったり。(もちろん初日にご挨拶がてらお参り済み)
昔から不思議な現象が起こっても、あるがまま受け止めてしまうのか恐怖に感じない所が幸いした話でした。