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四季劇場バックヤードツアーができる札幌国際芸術祭2024を紹介します

札幌は来週から雪まつりが始まる。
大通公園を歩くと自衛隊員が大雪像をつくり、市民雪像の準備も進んでいる。

札幌の人はあまり雪まつりに行くイメージがない。寒いし、混んでいるから。私もほとんど行ったことがない。

このタイミングで観光で札幌に来る方もいると思うけれど、市民や自衛隊が作った雪像だけを見て帰るのももったいないので雪まつり開催中に見ることができるイベントを一つ紹介したい。

札幌国際芸術祭SIAF2024 

市内6会場で雪まつりの時期と重なるタイミングで開催されている。この中でお勧めしたいのが未来劇場[東1丁目劇場施]だ。金曜日に会社を休んで見て来た。この間倒れてそのまま死ぬかと思ったので、仕事はちょっとセーブ中。

ここは劇団四季の常設劇場を札幌市が譲り受けた施設で、今回の展示では舞台袖や、舞台下の奈落、控室などを使って展示されているので四季劇場のバックヤードツアーとしても興味深い展示だった。


舞台袖でもにょもにょ動いていた チェ・ウラム《穴の守護者》
奈落に静かに佇む作品 青木美歌 『Genetic trip』 
青木さんは2022年6月にに41歳の若さで病気で亡くなったとのこと。
控室に雑然と設置される生成AI ソラチさん。日本語が片言
ソラチさんと遊ぶ妻。VRで狼になったところ


赤い座席の真ん中に咲く チェ・ウラム 《RED》


劇団四季の舞台に立つ機会もなかなかいないので「ウォー」と左手を挙げて妻に呆れられる。




これです



これは作品ではなく舞台の吊りバトンを可動させるためのロープ。
ロープの数だけ舞台上にバトンがあるということだ


舞台裏 ジョヴァンニ・ベッティ+カタリーナ・フレック《Invisible Mountain》
氷河が融けるのを遅らせようと被せた布とのこと


北海道四季劇場は10年間の期間限定の劇場として作られたのだけれど劇団四季から札幌市に無償で譲渡されて今でも活用されている。こんな立派な劇場をたった10年で壊してしまうのもどうかと思っていたので、資源の無駄にならない意味でもよかったと思う。

札幌市内各所で開催中の札幌国際芸術祭SIAF2024。
たまには会社をさぼって芸術鑑賞するのもよい気分転換になった。一人ずつで見たい体験型の展示も多いので平日のほうがおすすめです。


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