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20240612 祭の授業・指導案

 学校と祭の関係としては,昨日書いた「学校で七夕祭を行う」ような「学校で祭を行う」活動もありますが,基本的には授業の一環として「地域の祭について学ぶ」活動の方が多いのだろうなあと思います。
 そのため,学校で祭について学ぶ授業を行う際の指導案などを集めてそれを検討したりすると面白そうだなあと思ったりしたのですが,さっと探しただけで完成度が高い指導案が目白押しで,釈迦に説法的な状況でしたので祭の指導案の検討については手を引くことにしました。
 なので本日は,すごいな~と思った指導案を自分用メモとしてざっと取り上げていこうと思います。
 
〇信州大学教職教育部による「伝統文化等教材開発」

平成19・20年度文部科学省委託事業として、「伝統・文化等教材開発」を行いました。新学習指導要領での伝統文化にかかわる学習を支援するための、教師用指導所・教材・指導案・ワークシートを開発しました。

【書誌情報】
信州大学教職教育部 2009(?) 平成19・20年度文部科学省委託事業伝統・文化等教材開発
https://kyoushoku.shinshu-u.ac.jp/kyoushoku/study/dento.html

  とくにこの中の「地域の秋祭りを扱った事例」は小学校4年生用に指導案が書かれていますが,これを全部実践したら大学の授業のレポート以上でゼミの半期分のレポート位のものが書けそうだし,それを書かせるだけのよいワークシートになっているなあと思いました。
 まあでもどうでもいいことですがこの指導案のタブに「Taro-表紙.jtd」というファイル名がみえて,この指導案がジャストシステムの一太郎で作られていたことに気づきました。

 平成19年といえば12引けばいいので2007年…学校と弁護士さんは一太郎好きが多いと聞いたことがありますが,その頃だとまだまだ一太郎を使っていた人も多いのだろうなあと。
 
〇鹿児島県総合教育センター 
 
 研究提携校「学習指導案」平成23年度山下小学校社会科4年「のこしたいもの,つたえたいもの」

 ちょっと脱線しますが,多くの大学では1年生を対象に「レポートの書き方」を教えることがあり,その際に「文献の引用の仕方」を教えることも多いと思います。その際「レポートは大学になってから書くから引用文献の書き方は教わってきてないよね~」と思って1から教えますが,光村図書の小学校3年の国語の教科書に「引用するとき」という単元があるのですね~。そのほか「要約するとき」などの単元もあるようなので,小中高でレポートの書き方全般を叩き込んでおいていただけるといいのにな~などと思ったりしました。
 まあでもそのためには人文・社会・自然それぞれの分野で大きく違う文献引用のシステムを統一して「これが標準だからこれに従って書けるようにして」って提示する必要があるのでしょうが,おそらく人文と自然あたりがそれぞれの形式にあわさせようとして喧嘩になって統一にはいたらないのだろうなあと。
 あと,小学館による「みんなの教育技術」をみてみると指導案や板書のひな型集がすごく充実しているのですね。これの大学教育版もつくってくれるといいのになあと。
 https://kyoiku.sho.jp/233028/

 
 



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