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20230622今後しばらくの方針決定

 今日は移動の都合で論文を読むことができません。そのため祭心理学に関して考えたことを資料なしで自分の言葉でまとめてみよう…と思ってノートパソコンに向かいましたが、一文字も書けないまま15分ほどが経過しました。
 こうした「論文を引用しないと書けない」「具体的な祭に関してその具体例を書くしかできない」という状況は、私がまだ具体的な祭の観察や理解を試みる段階にとどまっていて、ある祭をより高度な視点から俯瞰したり、複数の祭を比較したり、複数の祭から共通するエッセンスを抽出して抽象化できるような段階に至っていないことを意味しているのだと思います。
 このあたり、今のような論文を適当に探して目についたものを読んで気に入った部分を引用してまとめるという作業を繰り返していくことで、先にあげたような学問的な考察ができるようになるのかと言えば正直なところ疑問になってきました。
 リサーチクエッションや仮説が明快でない論文を読むとだいたい記述がうねうね堂々巡りになっていて結局全然頭に入らなかったりしますし、論文を書く側としても明確な仮説なしで採集したデータについて書こうとしても仮説とデータと分析がしっくりこず考察もあいまいになることが多いと思います。
 今の私の論文読みはそのような「リサーチクエッションや仮説が明確でない」のは確かなので、どこまで探し続けても探しつくせたと思えるときは来ず、また得られる知見も散漫であるため拡散するばかりで知見が集約されることはないと思います。
 そうしたことを考えると、そろそろこの論文の読み方はやめて、仮説を明確にした文献検索を行ったうえでの文献収集を始めないとと心を新たにしました。
 しかしまあ、前々から「東日本大震災の影響」については見てみたいと思っていたので、今2013年まで探しているので、2011年まではこのままで継続しようとも思います。そこで東日本大震災による影響を考察し、新型コロナでの中断との比較をここにあげられることをご期待ください。

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