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【鐘悪市政施行200年記念式典代表あいさつ】

「鐘悪市立鐘悪中学校三年、場田哲夫です。今日は、市外の皆さんへ鐘悪のご紹介を任せていただきとても光栄です。

 鐘悪は【休まざるを得ない、かねお】のスローガンの通りたくさん魅力がある町です。市中央にあるベゼルストリートには楽しく便利なお店が立ち並び、市役所前のもじばん広場はぼくたち市民の交流の場となっています。

 皆さんご存知の通り、鐘悪には時間が流れません。市境検問所にて、腕時計スマホその他時間の解るものはお預けになられたと思います。

   1822年、時の権力者 鐘尾郡長 鐘尾下総介時貞は郡内全ての時計を歯にて破砕、嚥下のち、自刃したと伝えられております。そののち、鐘尾の時は止まり時貞の遺言どおり鐘尾郡は鐘悪郡と改められました。現在、時貞の亡骸の頭蓋は市役所として利用されています。

 今年私は200回目の中学三年生を迎えました。節目の年にこのような大役を任せて頂いた事を深く奉謝し、締めの言葉と替えさせて頂きます。」

△鍾悪中心街スケッチを元に絵を描きました。
見晴らしの良い公園にて。


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