オリバーな犬を見た


去年3話だけ放送されたドラマの
シーズン2が今秋にあったので見た。

オダギリジョーが脚本、演出をしているらしいということと
訳が分からないくらい出演者が豪華で
(それだけ人望が厚いオダジョーすごい)
興味深々で去年見ていたけれど

中身は大いにふざけた内容で
一応サスペンス的な要素はあるのだが
とにかく話がだらだら進むのである。

本来なら絶対カットするよなと思う
出演者の悪ノリや(これも演出だと思う)
小ネタ満載のだらだら会話がとにかく多い。

シーズン1は
え、これ話成立するのかな、、と
若干の不安を覚えつつ見ていたけれど
シーズン2は耐性ができていたのか
思いっきりこのだらだら感を楽しんでいた。

犯人のアジトが分かって
突入するのかと思いきや
アジトの前でバーベキューするし歌い出すし。笑
普通のドラマならこうだよね!とか
セリフに交えつつその通りに進まない、
しつこさを感じるほど
想像の展開の逆ばかりをいく。

急にやってくるミュージカル調や舞台の演出
いろんなシーンのカットの見せ方も
すごくこだわってて
話よく分かんなくても楽しめるし

あとはとにかく癖が詰まったドラマだなと。

松たか子には無駄に歌わせたいし
松重豊にはベタなヤクザやらせたいし
黒木華には京都弁喋らせたいし
麻生久美子にはあの美貌でふざけてほしいし
細野晴臣は渋すぎる謎のキーマンやらせたいよなぁ、、と
勝手に深く頷いてしまう。

松田龍平、松田翔太が兄弟役で出てきた時は
ニヤつきが止まらなかったな、、。
やっていいんだそれ!

エゴラッピンの主題歌も最高にかっこいいし
最後出てきてくれて
まだサプライズがあるのか!と。
そして何より最後のオダギリジョーはなんですか、あれ。
ずっと犬だったから麻痺してたけど
やはり鬼格好いい、、。

スーパーボランティアや押忍のおじさん
などちょっと前の時事ネタ的なイジリもツボだったな、、笑

やりたいこと詰め放題!
ぎゅうぎゅうになったお菓子の袋みたいな
こんなドラマがあってもいいよなぁと思った。

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