まずは書類を作ろう～転職活動のはじめのはじめ～

なんとなーく転職を検討されている方向けのnoteです。転職活動のはじめのはじめの話をします。

タイトルで既に書いてしまいましたが、まずは書類を作りましょう。書類とは履歴書・職務経歴書のことです。

――え、本当に転職するか決心もできていないのに、書類作成ですか？そもそも、まだ受けたい企業も探せていないんですよ？？

お気持ちはわかりますが、履歴書・職務経歴書づくりは、いわば自己分析です。御自身のこれまでを振り返り、時系列だけではない、「思い」であったり、その時の「働く上での創意工夫」「自分の強み」みたいなことを思い浮かべましょう。逆に「嫌なこと」「自分には向かなかったこと」も良いですね。

なんとなーく転職活動を検討している方の多くは、なんとなーく大手のナビサイト（〇〇ナビ、とかね）に登録して、ぼーんやり興味のある業界を検索されることが多いのですけどね。自分は何が出来るか・何を求めているかが鮮明でないと、求人を沢山見ても、なかなかピンとこないです。せいぜい、自分が知っているビッグネーム企業を興味本位で覗いて時間を費やしてしまいます。効率の良いやり方ではありません。

そういう理由で、まずは書類を作りましょう。

――でも、結局作っても、応募しないかもしれないんですよ？時間を掛けて作って、無駄じゃないですか？？

確かに、そう思うかもしれませんね。とはいえ、「〇〇ナビ」で応募したい企業を見つけて、応募ボタンをポチしたとしましょう。よっぽどあなたが募集要項から外れていない場合、企業からの返答は9割9分これです。

「△△株式会社　採用担当です。この度はご応募頂きましてありがとうございます。書類選考へお進み頂きたく、つきましては、履歴書・職務経歴書を（以下略）」

どのみち、書類は要求されるのです。その時点で初めて慌てふためいて作成するか、既に出来上がった書類を、応募企業向けに更にブラッシュアップして早々に送るか・・・差は明らかですよね。

ああ、もっと嫌なケースも考えられます。万が一、運命的だ！絶対働きたい！と思えるような企業を見つけたとしましょう。書類を作っている最中に、その求人、クローズするかもしれません。転職活動はナマモノ。常に動いていますからね。知らなければ「間に合わないチャンス」に無駄に落ち込まずにすんだものの、「あの時、あの運命の企業の求人があったのに・・・他の求人を見ても褪せて見えてくる・・・あの企業に応募だけでもしたかった・・・」といった悲劇があるかもしれません。

――求人がクローズ！？なおさらまずは書類づくりなんて言っている場合じゃないじゃないですか！！まずは企業探しからやっぱり――

はいはいはいはいはいはい、ああそうですか。そこまでおっしゃるなら言いましょうか。あなたが入社したいと思う企業は、その他多くの転職希望者も魅力に感じて、入社したい企業なのですよ。あなたがキラキラ学歴で、キラキラ企業にお務めで、キラキラした御経験を積んでいらっしゃれば、間に合わせで作った書類でも通るかもしれませんよ。でも、人気求人の書類選考は本当に通過するのが大変ですからね。てきとーな書類で、貴重なチャンスを潰すかもしれないのですよ。それでも、よ・ろ・し・い・の・で・す・か？？

お口を閉じたら、書類・・・履歴書と職務経歴書を作りましょう。今時はデータで大丈夫です。フォーマットはググれば幾らでも出てきます。

先に申し上げた「思い」「働く上での創意工夫」「自分の強み」「嫌なこと」「自分には向かなかったこと」を考えながら作成しましょう。なんとなーくでも転職活動を考えるのは、今・現状に違和感をお持ちなのです。その違和感を突き止めましょう。違和感は1つとは限りませんが、優先順位はつけておいた方が良いです。違和感がわかったら、その違和感を解消する方法を考えます。まずは現職で解消は叶わないのか。シミュレーションの上、叶わない、と判断をすれば、転職を覚悟するよりほかにありません。満を持して「〇〇ナビ」を使いましょう。もうなんとなーくの転職活動ではありません。今のあなたには軸があります。軸を元に、自分の違和感を解消してくれる企業を探しましょう。複数見つけられるといいですね。見つけたら全てにポチをするのです。

――第一希望から、１つずつ応募した方がっうぐっっ――

並行して一気に選考は受けられた方が良いです。実際に面接に行って、第二希望が第一希望になる可能性もありますしね。いざ、内定が出てしまうと、一定の猶予はもらえても、それ以上の返答の引き延ばしは難しいですからね。それに、求人はクローズする可能性があると言いましたよね。

健闘をお祈りします。

おまけ≪書類を出す前に気を付ける事≫

誤字脱字はありませんか？多すぎるとそれだけで書類不合格理由になります。略語は入っていませんか？正式書類ですからね。客観的な数字は入っていますか？数字は事柄を具体的にしてくれます。社内でしか通じない言葉を使っていませんか？他社の方でも内容は入ってくるように書いて下さいね。求人にあまり関係のないPRを無駄に並べていませんか？それ、逆にあなたが何者なのかわかりにくくなりますからね。写真は写真屋さんできちんと取ってもらった写真ですか？見た目（清潔感）も大事ですよ。