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5 モヤモヤ解消法概説(3)「着手」のススメ

ほぼ週刊さろまは私だけのメルマガでは無いので、このコーナーは1回につき大体600〜700文字前後に収めてほぼさろの中であまり大きなパーセンテージを占めてしまわないように心掛けている。しかし1年間50週続ければ400字詰め原稿用紙で75枚分の文章が出来上がる。いきなり75枚の原稿を書けと言われたらよほど書き慣れた人でなければ戸惑ってしまうだろう。しかし週に一度だけ1枚半の原稿を書くのなら比較的楽に出来る。週に1度のルーティーン(繰り返し作業)をこなす事に専念すれば、数年後には思いがけない量の原稿が出来上がる。毎週、毎日、これさえ繰り返していれば数年後には大きな結果が生まれると言う行動の枠組み(スキーム)が出来上がれば、安心して毎日を過ごす事ができる。毎日を全力疾走する事が可能になる。これが「更新と質的向上のスキーム」の概要だ。何だかとんでもなく当たり前の事のような気がするだろうが、しかしこれから日々のルーティーンを組み立てる過程で作業を細分化して行くと、自分が今まで当たり前の事を当たり前に出来ていなかった事に気付くことになる。
日々のルーティーンは大切だ。子どもの頃、夏休みの課題を最終日に家族総出で仕上げた経験を持つ人は多いだろう。大人になった今、自分はちゃんと毎日の日課としてルーティーンを回せているだろうか?月曜日に提出する書類を慌てて日曜日に着手してはいないだろうか?そう、そんなあなたと共にモヤモヤ解消の旅は続く。モノゴトは「いつ仕上げるか」よりも「いつ着手するか」が大切なのだ。ルーティーンを作ることで「着手」を日課にする。これもまた「更新と質的向上のスキーム」の中の一要素である。
 
*今週の参考図書
・『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』中島 聡  2016年/文響社

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