ミスズ ヨコヤマ写真展終了。
明日、4/3(土)、4/4(日)と、カメラマン 横山 三鈴の写真展in姫路縁を開催しました。
彼女と知り合ったのは、、、
忘れたけど、割と最近で、、、
個展までに彼女と会った回数は、、、
覚えてないけど、多分数回(3〜4回ぐらい?)です?
とりあえずそんなに付き合いがあるわけではないのですが、会って間もなく僕は『姫路縁で写真展やれば?』と提案しました。
話を聞くと、『本業をやりつつカメラマンもしても活動したい(仕事にしたい)』とのことだったんです。
圧倒的にカメラマンやクリエイターが増えたこの時代に、自分を見つけて貰い、更に選んで貰うって結構難しいことだと思うんですよね。
コロナの影響も大きかったと思うのですが、ここ数年でクリエイターの数って一気に増えた気がしません?
デザイン始めたりYouTube始めたり。
国の補助金でも、リモートワークにおける必要器材が対象になるものも有り、PCやカメラの購入者も増えました。
「空いた時間の有効活用」
「本業がオンライン業務にシフトした」
「本業が機能しなくなった時に個人で何かしらできるようにしておく為」
色んな理由があるとは思いますが、自分を知ってもらうため(見つけてもらうため)の"手段"を多くの人が意識し出したかのように感じます。
僕自身もコロナがあったから絵を描き出したし、デザインの仕事もコロナが来てから意識するようになりました。
ただカメラマンも絵描きも、"やってる人"は増えてきたけど、仕事として"依頼したい人"はそんなに増えてる感じはしないんですよね。
つまり、「供給」は増えたけど「需要」がそこまで増えて増えてる気がしないんです。
もちろん、撮って欲しい人も撮られて嬉しい人も沢山います。
けど、撮ってもらうことにお金を出す人は、、、僕のまわりを見る限りですが、別に増えてはいません。
プレイヤーが増えてるのであれば尚更、【クオリティを上げること(お客さんに安心してもらうこと)】も【作品を発信すること(お客さんに見つけてもらうこと)】も最低レベルで必要になります。
そこで僕は彼女に聞いてみたんです。
『一日何枚ぐらい撮ってるの?1000とか2000ぐらい?』って。
これは僕の意地悪だったのですが、彼女の写真を見た時に撮りまくってるやつの写真じゃない気がしたんです。
撮ってないことを分かってる上で意地悪な聞き方をしました。
彼女の返事は予想通り。
『いや、、1枚も撮ってない日も多いです。。。』だったんです。
「撮ること」も「発信すること」もやりたいことなのに、いろんな理由を作ってやれてないのが現状でした。
『いや、ホントにやりたいことならとっくにやってるやろ。』という言い分もあるのですが、彼女の言葉や姿勢の中から僕が感じたことは、『そもそもそれは"やりたいこと"なんじゃなく、"やりたいことにしたいこと"なんじゃない?』です。
まだ『これをやりたい!!』までは行ってなくて、なんとなくカメラに出会って、触ってみたらちょっと楽しくて。
楽しいし仕事にもできたら良いなぁ〜。
みたいな感じ。
この感じ、僕もそうなんで気持ちは分かるんです。
僕は"好きだから本気でやるんじゃなく、本気でやるから好きなる"っていうタイプなんです。
アパレルをやり出したのも、姫路縁をやり出したのも、絵を描き出したのも、音楽をやり出したのも大した理由はありません。
行動の理由の殆どが、「なんとなく思い付いたから」とか「モテたいから」なんです。
なんなくから始まり、とりあえず向き合ってみて、コスト(時間や労力やお金)を割いて。
コツコツコツコツやってるうちに成果が出たり評価を貰えたりして。
それが嬉しくて徐々にモチベーションが上がって、また頑張れて。
気付いたら少しはそれが得意になってて。
気付いたら自分に需要が生まれたりしてて。
コストを割き続けたことで、気付けば「なんとなく」が「好き」になってたりします。
もし彼女が僕と同じタイプなら、『好きになる為の理由があまり用意できてないのかなぁ。』と思ったので写真展を提案しました。
個展をやると決めてしまえば、自ずと自分の作品を見返すし、シャッターを切る回数も増えるし、お客さんの顔も想像する。
何よりも、データ化されたものだけを見るんじゃなく、現像して「モノ」になった自分の作品を見ると、きっと今までよりも自分の作品を好きになれると思うんです。
今回の個展は『もっと自分の作品を愛せよ。』が僕の目的でした。
日ごろの発信や発言を見ていても彼女は「自信」が無さそうなんです。
別にそれも彼女らしさだから良いとは思うし、一回の個展ぐらいでクオリティが上がって自信が付くとも思えません。
けど、『自分の作品の一番のファンが自分である自信』は、今すぐにでも持っておいた方が良いんじゃないかと思いました。
この個展の準備期間中に死ぬほど自分の作品と向き合ったと思います。
向き合った分、今までより自分の作品が愛しくなったんじゃないかと思います。
写真展での、売上や利益等の詳細についてはオンラインサロン内でご報告しましたが、確かなことはミスズ ヨコヤマはシッカリ結果を出したということです。
挑戦するミスズや感動するお客様を見て、僕も『姫路縁という場所を作って良かった』と思えました。
応援して頂いた全ての方のおかげで、無事写真展を終えることができました。
本当にありがとうございました。
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