ITIL4よもやま話 従うべき原則② ~現状からはじめる~

ITIL4よもやま話、2つめは「現状からはじめる(Start where you are)」のご紹介です。

ここで言う「現状」とは既存のサービスやスキーム、はたまた「今どの位置にいるか(目標に対する現状値など)」を指します。

新しい取り組みやサービスを仕掛けたい場合、固定観念に囚われず真っさらな考えで取り組み始めるのも一興ですが、「車輪の再発明」となるよりは「使えるものは使った方が良い」に決まってる、と言う文脈が込められています。

とはいえ、既存のやり方に固執してはイノベーションが生まれないのも事実。「じゃあどないせぇっちゅうねん」となりますが、ポイントとなるのは現状を「可能な限り客観的に」評価することだと考えています。

現状を定量的・定性的に評価したする上では、前記事「ITIL4よもやま話 従うべき原則①」でもご紹介した「価値に着目する」の視点が欠かせません。
すなわち、それらの既存の活動が顧客やステークホルダーにとってどのように価値貢献しているか?を振り返り、描いた将来に向けてどう活用できるかを考えるのが近道なのだと思います。

以上、ITIL4よもやま話、第二弾でした。


※当記事は個人の見解であり、所属する組織含めいかなる団体とも一切関係ありません。

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