ITIL4よもやま話 従うべき原則① ~価値に着目する~

すっかり投稿ご無沙汰していました。

とかく飽き性な質なので、書くネタのガードレールがないと継続しないな、と思い直し、ちょっとしばらく本業関連のよもやま話をツラツラと書き綴りたいと思います。飽きたらまた別の話をしたいとおもいます。

というわけでnote再始動の第一弾はITIL4のお話。
案外ITIL4関連の話を投稿してるnoteって少ないんですよね。まさにブルーオーシャン。

ITサービスのベストプラクティスであるITIL®、その最新版であるITIL4で謳われている概念の一つが、ITIL®プラクティショナから発展し7つに整理された「従うべき原則」です。今回はそのうちの一つ、「価値に着目する(Focus on Value)」のお話。
こちらのAxelos社のブログも参照ください。
https://www.axelos.com/news/blogs/october-2019/itil-4-guiding-principles-focus-on-value

こと近年のサービスマネジメントの文脈において、必修科目のように取り入れられているのが「価値(Value)」という言葉です。今回紹介するITIL4はもちろん、SIAMしかり、リーンITしかり、DevOpsしかり、VeriSMしかり。

なぜこんなに判を押したように方々で「価値」という言葉が乱立するか。
ここからは個人の見解になりますけど、近年の市場って何かと不確定要素が強すぎるんですよね。いわゆるVUCAの時代というやつで。それこそ大統領のツイート一つでダウ平均株価が何百ドルも上下するので。

そんな時代において、何を拠り所にするか、となると、組織の中のリソースとかコアコンピタンスみたいな内的要因だけに目を向けてると、もう荒波の中に飲まれる小舟みたいにアッチャコッチャに振り回されちゃう。

だから「何を提供するか」というプロダクトアウトでなく、「市場にどういう価値を提供するか」というマーケットインの考え方が必要になっている。このあたりがサービス提供において特に重要になってるんだと思います。

というわけで、自組織が提供する「モノ」や「コト」だけに目を向けるのでなく、その先にある「どんな価値を提供しているか」に目を向けましょうというのが「価値に着目する」という考え方です。

これがITIL4の7つある従うべき原則の一つ目に持ってくるのは、それなりに意味があるのだと思います。知らんけど。

そんなこんなでnote記事再始動一発目、ITIL4よもやま話でした。


※当記事は個人の見解であり、所属する組織含めいかなる団体とも一切関係ありません。

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