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きっと、うまくいく

インドの下品な青春ドタバタコメディーかと思っていたら、とんでもない傑作だった

物語は2部構成。
第1部はインドで最も優秀な工科大学の寮生活でのあれこれ。
最初どのキャラクターも嫌な感じで登場する。しかも全員顔が暑苦しい。
オッサン俳優が大学生を演じる悪ノリ下品な青春ドタバタコメディー。
こんな調子で2時間51分も視聴するのはちょっとしんどいかな、
ちょいちょい挟まれるインド映画特有の珍妙なミュージカルもしんどい。。
もしスピルバーグやブラッド・ピットが絶賛したという触れ込みが無かったら途中で観るのをやめていたかもしれない。
頑張って視聴を続けると、
物語の中盤、第2部から思わぬどんでん返しのミステリーが登場して、
そこから印象が180度変わる。
第1部の出来事が全て伏線となりオセロゲームのようにパタパタと
キャラクター達のことが好きになっていく。
感動的なエピソードが次々と現れ、世界がキラキラしていく。
イタズラで悪ノリする下品な青春物語が、
そのまま下品な世界のまま、
悪ノリしたままでキラキラと輝いていくのだ。
本当に素晴らしい物語だった。
(吹替版オススメ。声優さん良かった。良い吹替だった。
 つーか外国映画は吹替版があるなら吹替版を観るべき!
 映画は読み物ではありません。映画は視聴する物です。
 読んでる間に表情とかの微妙な変化を見逃すの損だし!)

監督 : ラージクマール・ヒラーニ
原作 : Chetan Bhagat『Five Point Someone』
脚本 : ラージクマール・ヒラーニ / ヴィドゥ・ヴィノード・チョープラー /
   アビジャート・ジョーシー
出演 : アーミル・カーン / R・マドハヴァン / シャルマン・ジョーシー
   ボーマン・イラーニ / カリーナ・カプール

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