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【note発動】

皆様こんにちは。社長の神田です。

昨年末からどのような形で「株式会社松本山雅社長としての想い」を伝えていこうか考えていましたが、このnoteを使って情報発信をすることにしました。個人というよりも、代表の立場として、この場で様々なことをお伝えしていきたいと考えています。

2022シーズンがどんな行方になるかはまだ誰も分かりませんが、クラブの未来へ向けてこのnoteを書き残していきたいと思っています。
また、普段共に過ごす会社スタッフに対しても、改めてここで書くようなとりとめもない想いを伝える機会創出のため、この場を利用して内外へのコミュニケーションにも役立てたいと思っています。ちなみに一部のスタッフには嫌というほど「神田」としての想いは伝えていると考えていますので、ここでは少し客観的な文字としてまとめていきたいと思います。

さて、JリーグもJ1とJ2は開幕し、複雑な想いでJリーグを観戦している方も多いと推察します。私もその一人ではありますし、悔しい想いが正直なところです。
とは言え、社長の立場としてこの状況を冷静に受け止め、J3開幕を控えるにあたり、まずシーズンオフの営業活動の話から始めたいと思います。

昨年12月からのシーズンオフで営業部を中心としたスポンサー営業、また運営部を中心としたシーズンチケット販売活動によって、年間予算の8割と言って良いほど、2022シーズンの経営状況が見えてくることになります。現状の結果で言いますと、どの数字を見てもここ10年では最低水準です。シーズンチケット販売においては、当然新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けているため、この部分には冷静な現状の見極めが重要です。過度な楽観視も良くありませんが、疑心暗鬼やネガティブ発想はこのクラブの成長へのエネルギーにはならないと思っています。現状は、シーズンパス 4,700枚、クラブガンズ会員 5,600人、まだまだ厳しい状況です。
今年の新体制発表会でお伝えした通り、「平均入場者数1万人」「クラブガンズ会員1万人」が今季の目標ですが、もう一つ「営業件数1,000件」という目標も発表させていただきました。

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J3降格を受け営業部も大きな苦労があったと思います。
私の立場からスタッフに伝えたことは二つあります。

一つは営業活動がやりにくい状態にしてしまったことのお詫びをしました。電話やメールの対応、ファン・サポーターの皆様からの苦言含めて、精神的な苦労は計り知れませんし、どうしても申し訳ない気持ちになります。シーズンオフを乗り越えてくれたスタッフにこの場を借りて感謝を伝えたいです。

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もう一つはトップチームの影響でこの10年、スタッフも営業活動が非常にやり易い状態にあったことも感じなければならないということです。トップチームが苦しい時、今度はここまで力を付けたスタッフと会社として作り上げた組織力を見せる時だと感じています。その結果の一つかもしれませんが、スポンサー営業活動においてはこれまでのクラブとしての実績やこれからへの期待、各営業部スタッフの努力によって、現状維持、減額、増額があるとは言え件数の減少は圧倒的に少ないという感触があります。

𠮟咤激励をいただきつつも、スポンサー企業様との結びつきや関係性は誇れるものだと感じていますし、ここにも「山雅らしさ」があることを皆様にも知って欲しいと感じています。

新体制発表会でお伝えした中でもう一つ、全ての会社の事業活動はトップチーム強化に繋がっているというメッセージを改めて発信させていただきました。まずクラブの総収入に対して割合が高いスポンサー営業やチケット販売、グッズ販売を充実させることが年度初めにとても重要になります。ここがスポーツビジネスの価値であり、私を含め会社スタッフはこの部分に対してプロフェッショナルになっていくことが求められます。日本ではあまり模範とする事例が少なく、分かりやすい答えがないことでスタッフも迷うことが多くあると感じています。スポーツでお金を稼ぐこと、地域に貢献すること、山雅に関わるすべての方への満足度を上げること、どれも真実です。先日テレビで3COINSさんの特集を拝見しました。100円均一はよくあるけど300円・・・新たな価値を創出して多くのファンを集め、生活を便利にする商品を常に創造していく姿に感銘を受けました。サッカークラブを運営するスタッフが新たな事業価値を創出し、その収入でトップチームを強くする。そんな思いを働く私たちがもっと強く想い、その可能性を信じなければいけないと思っています。

最後に、素直に私の本音を包み隠さずお伝えさせていただきます。

スポンサー企業の皆様、本当にご支援ありがとうございます!
シーズンパス購入の皆様、J3降格やコロナ禍で非常に難しい局面での更新や新規購入、本当に嬉しい後押しです。ありがとうございます!
2022シーズンユニフォーム購入の皆様、J3のロゴが入ったこのユニフォームと向き合っていただき、本当にありがとうございます!正面からこの現実を受け止め、謙虚にリーグ戦に挑みたいと思っています。
グッズ全般も販売強化しています。是非購入の上、後押しをお願い出来れば幸いです。

泥臭い営業の話になりましたが、社長の立場として最も重要な姿勢だと身を引き締めています。

最後の最後に個人的にもお付き合いさせていただき、2019年シーズン千葉ジェッツ社長時代にアルウィンにも来場していただいたことがあるBリーグ島田チェアマンのnoteも是非ご覧ください。


パッションとロジックを大切に、これからもこのクラブの経営に全力を尽くしていきます。



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