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体調崩して引きこもったら断捨離がはかどって夏服が3着になった話

6月を表す言葉は「体調不良」。これに尽きる。
ざっくりと3週間、喘息で引きこもっていた。

正しくは、1週間ほど引きこもり、元気になったと思って2日ほど外出していたら
その後ぶり返して約10日、苦しむはめに。

私の場合は咳喘息ではなく
気管支喘息なので、咳よりも「呼吸そのものの苦しさ」がメインだ。

集中して呼吸に努めないと、うまく酸素が吸えなくて死ぬなーという感じ。
だから、人と話すとか、歩くとか
呼吸が乱れる行為がかなり難しい。

話す、歩くのってこんなにも呼吸が乱れるんだ。いつもならなんでもなくやっていることなのにな、と、喘息になるたびに思う。

その苦しさが軽減されると、
今度は痰が絡んで気管支喘息がゼロゼロする時期が訪れる。

ただ、普通に家事をしたり、黙ってパソコンを触ったりはできるので
一日中ベッドで呼吸に努める日々より、だいぶ行動範囲が広がる。
気管支がヒューヒュー、ゼロゼロはしているし、咳もたしかにでるけど、気分転換ができて気持ちも多少は上向く。


つまり、そのあいだずーーーっと家にいた。
病院に行く時以外は、本当に引きこもっていた。ネットスーパーとか、Uberにも助けられた。

家にいると、余分な服、棚の荷物、キッチンの乱れなどがどんどん気になってくる。
そりゃそうだ、一日中その景色で暮らすのだから。

もともと生活は下手なので、散らかっていてもあまり気にならないが、
ベッドから見える残念な景色ばかり眺める生活を続けると、ストレスが溜まってくる。

洗面室にストックしている洗剤類の雑な並びが納得できなくなってくる。

そういうものをコツコツ整理し
ダラダラしていた衣替えも進め
いらないものはどんどん捨てた。

ちなみに私はマシンガンズ・滝沢さんの本を読んでからゴミの分別にもかなり気を使うようになったので
捨てるものとリサイクルに回すものを分けて動くのも、なんだか楽しめるようになった。


そして服。
ハンガーラックに雑にかけてあるTシャツには、
昨年着倒したために首周りがよれていたり、黄ばみになりかけているものもあったり。

がっつり気になる感じではないものの
満足して着られないものが多かった。

それを、体調を崩すまではごまかしながら着ていたが
さすがにすっぱり処分して、生活を正そう、気持ちよく着られる服だけにしよう、とせっせと整理する。

すると、ハンガーラックがスッカスカ!
シンプル!
気持ちがいいー!

その頃には、ようやく薬が効き始めて
1週間以内には外出できるような予感がしていた。

「元気になったら、心地よい服だけを着て出かけられるなー」なんて思っていると
夏用のトップスが3着しか残っていないことに気づく。
白、黒、青。
しかも全部Tシャツじゃん…。

ハンガーラックの右端にかけてあるこの3着が、私に残された選択肢ってこと?…だよな?

んー私はミニマリストじゃないし
もっとあれこれ着たい服、やりたい格好がある。

これは、元気になってから困るぞ!
(ついでに靴も3足捨てている)


とはいえ、家のスッキリ感はけっこう気に入った。


よし。
ちゃんと外に出るまで1週間はあるし、ネットで注文しておこう。

そう思っていた頃、知り合いから新たな仕事の話が数件入ってきた。

なんてタイミング。
色々手放すと、新たに持てるものがやってくるんだ!と呑気に思う。

7月も8月も楽しくなりそう。
やっぱり自分の人生って、自分で選ぶ。ところもある…けど、色んな人との繋がりで
予期せぬ未来が待っていることも多い。
そこがすごく楽しい。

今は、元気にもなったので
こんな日々がますます楽しい。

3着しかなかった夏服も
(予定より少し遅れたけど)
そろそろ増えそう。

手放してまた出会う生活、
のんびり続けます。

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