人語の一口話(87) 弐千円札
来る令和6年7月3日に、3種類の新しい日本銀行券が発行されます。
そこには、“新二千円札”がありません。
西暦2000年に日本で開催されたG8沖縄サミット。
その年に発行された2000円札には守礼門が印刷されていて、沖縄県に心を寄せている様子がうかがえます。
あれから24年。
十二支も二回りして世の中の動静も変わり、伝わってくる臨場感も速度も変わりました。
沖縄サミットに参加していたロシアが離れ、日本から離れようとする沖縄県での活動がリアルに伝わってきます。
沖縄県内県外を問わず、沖縄料理店など沖縄県に所縁のあるお店で7700円を消費し、現金一万円札をレジの店員さんに手渡して、受け取ったおつり2300円が、“弐千円札”と百円玉3枚で、「またよろしくお願いいたします。」と笑顔で応接されたら、どのようなインパクトがあるでしょうか。
かなり印象が違ってくるように思えます。
「ん?何?二千円札!? これ、使い勝手悪いねん。」
たとえ、その場ではそう感じたとしても、改めて二千円札を手にして目にした際には違った感覚になることがあるものです。
『日本のすばらしき沖縄』
この感覚だけは、どんなことがあっても失いたくない。
今も昔も変わりない、私の偽らざる心境を吐露させていただきました。
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