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人語の一口話(22) しゃぶしゃぶのタレ
ずっと行こうと思いながら、ずっと行けなかったお店に、ようやく行くことができました。
しゃぶしゃぶ食べ放題のお店です。
お店のシステムがよくわからず、注文するまでは右往左往したところもありましたが、注文を終えてお鍋に入れるダシが運ばれてきた時には概ね理解し終えていました。
ダシの一つにチゲ鍋風味のものを選択したので、それに合うようなタレを選ぼうとしたのですが、パッと見ただけでは用意されていないように思えました。
「弱ったなぁ・・。」
そうつぶやいた次の瞬間には、これは作るしかないと思い直しておりました。
タレのコーナーに置いてあった材料の中で、おろしニンニク、豆板醤、ラー油をそれぞれピックアップしてお皿に入れて席に戻り、そこにお鍋のダシを少々加えて、“特製ダレ”を完成させました。
「うん。いける。いける。うまいこといった。」
食べ放題ということもあり、食い意地も手伝って、食べる食べるの大騒ぎ。
最後にうどんや中華麺を入れて、しっかり食べ終えました。
つい先ほど、そのお店関連のウェブサイトを眺めていると、思い思いにタレを作って楽しんでいる様子が見られました。
「ジンゴくん。前知識なく、よく健闘できました。」
自分をほめてあげたくなるのと同時に、次回訪店する際には、それらのタレ作りを参考にさせていただきまして、より美味しく食べられるよう、力を注いでまいりたいと考えております。
そういえば、周りのお客さんも思い思いに楽しんでいるように見えました。
アレンジしていく楽しさも味わっている笑顔でした。
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