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OTC医薬品とは?

こんにちは
ここでは、『食生活』や『生活習慣病』など、健康になるために知っておきたい事について書いていきます。
みなさんの暮らしに少しでも参考になれば嬉しいです☺️ 
本日は『OTC医薬品とは?』です。


はじめに

医薬品は取り扱う場所によって2つに分けられます。   
医師や歯科医師の指示によって処方される「医療用医薬品」と処方箋がなくても薬局やドラックストアなどで購入できる「OTC医薬品」です。
さらに、OTC医薬品は「要指導医薬品」と「一般用医薬品」に分類されます。


・OTC医薬品=大衆薬

OTC医薬品は軽度な疾病の症状を改善する為の医薬品で、消費者が自ら選択して使用するものです。  
医療用医薬品よりも副作用のリスクが低くなっているのが特徴です。


☆要指導医薬品

スイッチOTC、ダイレクトOTC、毒薬・劇薬に分かれています。

この要指導医薬品はOTC医薬品の中でも特別な扱いです。
ドラッグストアのレジに行けばすぐ買える訳ではありません!
薬剤師さん対面による指導が必要となります。

副作用のリスクが医療用医薬品より低いとは言っても、ゼロではありません!
きちんと説明を聞いて、理解したうえで使用しましょう。

次はスイッチOTCとダイレクトOTCについてお話していきます!

・スイッチOTC

最近耳にすることが多くなりましたね。
スイッチOTCは、医療用医薬品の中でも比較的副作用が少なく、安全性の高い成分についてOTC医薬品に転用したものです。  

昔は処方箋がないと買えなかったけど、そこまで副作用強くないから、お医者さんを通さなくてもOKになった成分のこと。

消炎剤に使われる成分の「インドメタシン」などがこれにあたります。


・ダイレクトOTC

医療用医薬品として使用したことがない有効成分が、直接的(ダイレクト)にOTC医薬品として承認された医薬品です。

最近承認された内蔵脂肪・腹囲減少薬の「アライ」もダイレクトOTCです。

つまり、、、
スイッチOTCもダイレクトOTCも、どちらもOTC医薬品ですが、医療用医薬品としての実績の有無の差なんですね。

そして、どちらも承認を受けてから一定期間、安全性が確認出来れば、一般用医薬品に移行となります。

医療用医薬品→要指導医薬品→一般用医薬品 
と、だんだん身近になってくるイメージです!

☆一般用医薬品 


ざっくりと
第一類医薬品、第二類医薬品、第三類医薬品に分かれます。

これは副作用や効能・効果などの項目を評価し、リスクの高さによって分類しています。

第一類医薬品が一番リスクが高い区分です。

一般用医薬品も要指導医薬品と同じく、購入時の決まりがあります!

第一類医薬品→薬剤師さんによる書面を用いた情報提供を必ず受ける

第二類医薬品・第三類医薬品は、必ず情報提供がある訳ありません。
もちろん、疑問があったら薬剤師さんや登録販売者さんに相談してください。  

薬剤師さんは全てのOTC医薬品についてが専門ですが、登録販売者さんは第二類医薬品と第三類医薬品のみです。
情報提供が必須の要指導医薬品と第一類医薬品医薬品は、薬剤師さんがいない時間や曜日は購入出来ないので注意

さいごに

WHOではセルフメディケーショを「自分自身の健康に責任をもち、軽度な身体の不調は自分で手当てする」と定義しています。
つまり、軽い病気の治療や怪我の手当は自分で行う事が求められています。

しかし、薬局やドラッグストアにはたくさんの薬があります。
分からない時は、薬剤師さんや登録販売者さんにセルフメディケーションのサポートをしてもらいつつ、自分にあった薬を選んでみてください。


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