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小林稔侍さんが教えてくれた “映画の余韻” の余韻のお話 『キネマの神様』に想いを寄せて

80歳。
ウィキペディアで小林 稔侍さんの年齢を見て
ビックリしました。

最近 僕がテレビを観ないこともあって
「お見かけしないなあ」と思っていたんです。
そしたら昨日見た映画『キネマの神様』に出てらっしゃいました。

山田 洋次監督の最新作。
すごくいい映画でした。泣きました。

小林さんの役どころは、名画座・テアトル銀幕の館主。
若い頃は映写技師として、
映画に青春をささげた人物です。

主人公であるゴウ(青年期・菅田 将暉さん、現在・沢田 研二)を
年号を超えて支える大事な役どころです。

映画の余韻ってなんだろう

よく聞く言葉ですよね。
心に残ったジーンとした感情?
映画館を出た後もフワフワする気持ち?

でも『キネマの神様』を見て、
ようやく実態をつかみました。

それは小林さんの熱演でした。

80歳とは思えないほどの情熱。
今はすっかり怠けてだらしないゴウを叱咤する姿、
一緒に喜び、涙する姿・・・

映画を観た30分後、1時間後・・・、そして今も。
ふとした瞬間、脳裏にそんな小林さんの姿がよみがえってくるんです。
あの熱演・・・
「スッゲー一生懸命だったなあ・・・」と。

そして涙が滲みます。

その時、やっと分かりました。

ああそうか。

これが余韻なのか。

映画の余韻なのか。

46年生きてきて、ようやく分かりました。


『キネマの神様』
素晴らしい映画です。

他のキャストの皆さんもホントに素晴らしい。
こんなご時世ですが、
ぜひ劇場でご覧ください。映画館で観ることに意味がある映画です。


最後に小林 稔侍さんへ。
こんな記事読んでないだろうけど、
映画の余韻、教えてくださって、ありがとうございます。

これからもお体に気を付けて
時々は銀幕で、あなたの熱演見せて下さい。




読んで頂き ありがとうございます!


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