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西園寺刑事がnoteを始めました

西園寺刑事って誰かって?
あの田村正和さんが演じた
古畑任三郎のキレッキレの部下、西園寺刑事です。

演じていたのはこの方。

俳優/タレント/ナレーターで
活躍されている石井 正則さんです!

石井さんとは20年近く前に一度だけラジオの仕事で
ご一緒させて頂き、以来、細く長くお付き合い頂いています。

そんな石井さんがnoteを始めました。
第1回の記事がこちら。

フィルムカメラ、そしてハンセン病

この記事でも書かれていますが、
石井さんの趣味の一つに『フィルムカメラ』があります。

デジタル主流の今、
あえてフィルムカメラのシャッターを切り、
1枚1枚、自分の手で現像しています。

中にはとんでもない重くて
取り扱いが面倒なカメラだってあります。

そんな一つ、8×10(エイトバイテン)という
大きなカメラで、3年もの時間をかけて撮影したものがありました。
それが・・・
日本全国13ヵ所に現存する “ハンセン病療養所” です。

誰かに頼まれたわけじゃありません。
仕事じゃありません。
ギャラだって交通費だって一銭も出ません。

全国13ヵ所、一口でいいますけど、
これメチャクチャ大変です。
・・・というのも、
この療養所は、徹底した国の隔離政策によって、
人が簡単に出入りできない “へき地” ばかりに
建てられたからです。

そんな場所に石井さんは
仕事の合間を縫って、
コツコツコツコツ通って、
雨の日も、風の日も、暑い夏の日も、
シャッターを切り続けました。

興味があるとは言っても
きっと大変だったに違いありません。

だって、ほとんどの被写体は、

無人の病室
患者が入ったお風呂
建物の壁や植え込み

そんな無機質なモノばかりです。
「はい笑って」なんて言っても、答えは返ってきません。

それでも石井さんは・・・

「何かが写っているハズだ」
「フィルムに焼き付けられているハズだ」

そう信じて、シャッターを切り続けました。

去年9月 写真展を開催

東京都東村山市にある国立ハンセン病資料館で
第1回の写真展が開かれました。

ぼくも行ってきました。

ちゃんと写っていました。

たくさんの患者さんが、なめた辛苦の歴史、
病室で嗅いだ絶望の匂い、
そして・・・、微かに感じた希望の手触り、
そんな、“人の想い”が、確かに写っていました。

Youtubeのライブで資金を募る

石井さんはYoutubeにもコミットしています。
そのチャンネルで週に1回、金曜の夜に「いしい酒場」という
オンライン飲み会を開催しています。

そこで飛び交う投げ銭!

最初はビックリしましたが、
実はこのお金は全て、写真展の全国巡業の資金になります。
もっとたくさんの人にハンセン病について
興味を持って欲しい、知って欲しいという思いがあったんですね。

だから皆さん、気持ち良く、投げ銭をするのです。

ちなみにこちらが石井さんのチャンネル。


そうしてコツコツとためた資金と
コロナが少し落ち着いてきた状況もあり、
ついに・・・

「石井正則写真展
 13(サーティーン)~ハンセン病療養所の現在を撮る~」

場所:瀬戸内市立美術館 3階ギャラリー

日時:令和3年12月1日(水曜日)~12月12日(日曜日)
   午前9時から午後5時まで
   ※12月6日(月曜日)は美術館が休館日のため開催しません。


いやあ、
やりましたね。

コツコツコツコツ。
かつて、アリtoキリギリスで活躍した石井さん。
まさに、そのアリのように地道に地道に積み上げました。

ホントに頭が下がります。


瀬戸内かあ・・・
ちょっと行きたいなあ。


読んで頂き ありがとうございます!











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