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ワーケーションの非日常性とは?

先日は御岳にあるA-flowさんに滞在して仕事をしてきました。奥多摩含めたエリアを東京マウンテンと呼んでいるそうで、中央線沿線住みにはアクセスが良いエリアです。うちからも1時間ほどで到着しました。

そこでワーケーションと非日常性について感じたことをメモします。

天気が良かったこともありますが渓流沿いの借景とバックグラウンド・ミュージックは都心部とはまた異なる空気感で気持ちよく仕事できました。また夕方以降は焚き火を囲みます。

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都心から近いところなので、ここに住んで都心に通う人、あるいはここを拠点にたまにだけ都心に出向く人、逆に都心部に住んでたまにここにやってくる人。また首都圏には出身が地方という人も多いと思うので、自分の出身地域の自然を思い出す人、逆に都心部生まれ・育ちで自然というものを感じたい人、東京マウンテンエリアにはこうした多様性があるなぁと感じました。

そういった意味で先日イベントに登壇させていただいたROKKONOMADと神戸・大阪との関係性も同様かなと思います。

こうした東京や関西から遠く離れた地域とはまた異なる魅力はマイクロ・ワーケーションと言えるかも知れません。

ワーケーションは非日常を経験するものと言われます。確かにそのとおりなのですが、ワーケーションを掲げる地域や施設が広がるにつれ私たちはもっと「非日常」を繊細に分けるコトバを持つべきなのかなとも思いました。

日常と異なることが「非日常」ですが、よく考えると「日常に非ず」であって、どこがどのように異なるのか、をまだざっくりとした説明できないのかも知れません。日常とのギャップを感じたり、そこに浸ったりすることは重要なのですが、「ではない」から「である」への感性とコトバをつくり、持つ時期に差し掛かっているのではないでしょうか。観光文脈ではその地域の異なる日常を指す「異日常」というコンセプトが語られることもありますが、それは逆にあくまで「日常」のひとつのバージョンに過ぎないとも言えます。「非日常」でもなく「異日常」でもない感覚や表現。観光のものでも、仕事・ビジネスのものでもなくワーケーションという文脈からそれを生み出す、逆に言えば、それを生み出すようなことがワーケーションという経験だとも言えるのかなと思います。

そのコトバこそが他の地域にはないその地域ならではのワーケーションを展開したり、そのマーケティングにおいて重要なものになってくるでしょう。この作業は地域の人だけでも、都心の人だけでもできないもので、両者の関係性が紡がれる中で出てくるものだと思います。

まだまだ思考実験的なものなのでこれからいろいろな人とディスカッションしたり、話題にしたいと思います!

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