WFX(Work from X)な働き方とは?WFAと何が違うのか?
おかげさまで新著『ワークスタイル・アフターコロナ』をいろいろなところで読んでいただいているようで感謝です。
本著には松下がこれまで受けたワークスタイル、ワークプレイス関連のイベントや取材で説明するのにつくったり、使わせていただいたさまざまな用語が含まれています。それらをいくつか紹介、補足していきたいと思います。
今日はWFXについて紹介・補足してみます。
WFH(Work from Home)からWFA(Work from Anywhere)へ、とよく言われますが個人的にはWFX(Work from X)を推したいと思っています。
WFAは「どこからでも働ける」という含意があります。WAAになると「Anytime, Anywhere」つまり「いつでも・どこでも」となります。ユニリーバ・ジャパンさんのが有名ですね。
もちろんこれはこれで素晴らしい理念なのですが、「いつでも・どこでも」は日本社会?の働き方の文脈で翻訳されると容易に「24時間働けますか?」的なものになるでしょう。ワーケーションでもここは懸念・批判されますね。
つまりWFAは(自分が望まないのに)いつでも・どこでも仕事をすること、またいつでも・どこでも同じ仕事ができる、というように解釈されてしまう可能性があります。
先だって次のような調査がなされました。
ここで示されているのは仕事に合わせた場所や移動したり場所を組み合わせることこそが重要だということです。そういった意味では「いつでも・どこでも」ではなく「いま・ここ」でしかできないことをやる。あるいはそのための移動や場所の選択を行うことこそがポイントだと言えます。
つまり
WFA = いつでも・どこでも = 常態
WFX = いま・ここ = 変化
というようにまとめられそうです。
これが自分はWFAよりWFXを推す理由です。
ワーケーションもこうしたWFA、WFXで考えるといろいろ見えてきそう、展開できそうな気もします。また企業でのテレワーク施策なども同じかもしれません。みなさまの地域、会社はいかがでしょうか?
このあたりの考察はまた機会を改めてしてみたいと思います。
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