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BaMaWaフレームでワークプレイスを考える

せんだって中原先生@立教大学が「間(Ma)」の重要性を指摘していました。

なるほどなぁと思いつつ、自分の関心でもあるワークプレイスやワーケーションなどを行う地域など場所を捉えたり、つくったりすること、ワークショップなどの経験をデザインする上でも重要だなと思いました。

そこから自分なりに広げるとBa(場)、Ma(間)、Wa(環)で考えることができるのかなと思います。

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「Ma(間)」は待つとか時間的でもあるし、ソーシャルディスタンスのような距離的なものでもあります。

そもそもいろいろなモノや区切り、行為は「間」を生み出すものとも捉えられそうです。こうした「間」をどのように生み出すかを中心とした空間や経験のデザインはこれまでもありましたが今後さらに注目されるのではないでしょうか。「間合い」もいろいろと示唆深い言葉ですね。

「Ba(場)」は物理的なものでもあるし、「場づくり」のような社会的なものでもあります。

英語で書くときにいつもSpaceなのかPlaceなのか、あるいは経験そのものなのか悩むことも多いです。

「Wa(環)」は人と人、モノも含めたネットワークであるし、それがめぐってひとつの「生態系」を形成しているものとも言えそうです。

ネットワークが広がっていくというイメージもあるますし、逆に閉じているというイメージもあります。

これらは物理的でもありメディアによって媒介されているものでもあります。また相互関係で、MaはBaとWa、BaはMaとWa、WaはMaとBaによって成立していると考えられるのかなぁと。これからのオフィスデザインや職場、これからの働き方などを考える上でひとつのフレームになるのではないでしょうか。

また多分、ワークプレイスや地域だけではなく大学とかでも同じだったりするのではないでしょうか?時間割や教室、人同士のMa、キャンパスというBa、学生同士や教職員とのWa。コロナ禍によってこれらがある意味強制的に編み直されることになり課題や可能性が見えてきたのかなと思います。あるいは「遊び」などもこのフレームで見てみることもできるのかなと思います。

みなさんがつくっている場所や経験はどうでしょうか?BaMaWaフレームで考えるとどんな表現ができそうでしょうか?そんなワークショップもしてみたいなと思ったりします(興味ある人いましたら企画しましょう!)。

これら古くて新しい言葉はこれまでも研究されてきていますが、それらも踏まえながら改めて考えてみること、またこの3者の関係性を考えてみること、これらの言葉を使いながら表現してみることを試してみたいと思います。

いろいろ当てはめるなかで「Wa」は環だけではなく話とか輪、和でもあるよなぁとか「Ma」も間、真、磨だったり、「Ba」も場、波、把だったり...言葉遊び的なところもありますがいろいろと妄想が広がりました。


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