開かれた世界は時々、私を苦しくさせてしまう
地球の隅っこで生きていたいと思う。
誰も私のことなんて気にしないでいてくれと思う。
私にとって開かれすぎた世界は時々、無理にでも誰かと繋がらなければならないというプレッシャーすら与える。
技術の発達によって世界は広がったのに、それが逆に肩身を狭く感じさせられる。
生きづらさすら感じてしまう。
初めてインターネットを知った日、この世界は私ではない自分になれる場所だと思った。
私でありながら私ではない、他の人格を持って、新しい世界に存在できると思った。
それがどうだろうか。
一つ繋がると、他の場所でも繋がりたいと思う人がどうやら多いようで、私がまた「限定」されてしまう。そう感じてしまう。
「あなたが知っている私」でしかいられなくなる。
それがとても生きづらい。
開かれた世界では、どうやら多くの人と繋がることがより良いとされているようだ。
けれどどうか、繋がりすぎて疲れてしまう人間もいるということを知ってほしい。
「あなたが知っている私だけではいられない」こともある、ということを知ってほしい。
私は地球の隅っこ、閉じられた世界が大切だ。
限られた幸せと、違う私で自分を構成している。
そういうものを大切にしている人間もいるということが、どうか認められる世界でありますように。
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