五等分の花嫁、五月エンドとはなんだったのか。
中野五月とはなんだったのか
少年マガジンでの連載が終了した春場ねぎ先生の五等分の花嫁。
マンガアプリ「マガポケ」内で、フルカラーの1話を今読めるのですが、フルカラーだとまたちょっと違った感じでよいですね。
キャラクターをよりリアルに感じるというか。
1話を読んでみて改めて思いましたが、ほんと1話だけ見た感じのイメージでいくと五月が正ヒロインだろうなっていうくらいフューチャーされています。
風太郎と結婚した四葉なんてかませ…とは言わないけど、おまけ程度の扱いですよ。でも、この1話からすでにゴールに向かって伏線が張られているんですから、春場ねぎ恐るべし…!というところであります。
まんまと騙された人もいるでしょう。
1%~99%の五月エンドの可能性
僕もお話を読み続けるうちに、これ四葉と結ばれないと四葉がかわいそうすぎる、四葉報われてくれ!と思っていたのですが、引っかかっていたことが、この物語の序盤での五月の扱いのよさだったんですよね。
一花、二乃、三玖はちょっとなさそう。
でも、五月はちょっと特別なポジション。風太郎のことをどう思っているのかもいつまで経っても見えてこないし、五つ子の風太郎を巡る恋愛バトルに参戦してくる気配も感じない。
でも、とにかく目立っている。
単行本の1巻も五月がセンターだったし。
だから、実は最後の最後で五月が巻き返してきて五月エンドになるんじゃないかという可能性も1%~99%の中であるんじゃないかっていう可能性も残しておいたんですよ。
ただでも、そこは覆らないくらい四葉のポジションは強かったですね。
でも、僕は五月こそ物語の真のヒロインだったのではないかという思いも持っています。
もちろん五つ子全員がヒロインではありますが。
五月エンドにはならなかったけど、主人公と結ばれることそれだけがヒロインのポジションではないのかなというのを感じたんですよね。
物語のキーマンであったことは確実。
中野五月と尾花夏樹に感じたこと
だけど、最後の最後ではスポットライトの当たらないところにいるというか。他の作品で言うならば、2019年にTBSで放送ドラマ「グランメゾン東京」で木村拓哉さんが演じた尾花夏樹のように。
グランメゾン東京がミシュランの三ツ星を獲るというそのときに、すでに尾花はグランメゾン東京を離れていて、その中心にはいませんでしたから。
ああ、こういう主役のカタチというか、ポジションってあるんだなって思ったんですよね。
主役不在とは言わないけど、一歩引いたところにいる。
それをちょっと五月にも感じました。それが僕にとっての五月エンドです。
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