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どうせなら最初から最後まで理念を貫き通す勝負をしたい

「家づくりを人生最大の幸福をもたらすものに」をモットーに【by Our Side】という注文住宅の施主側だけが参加できる秘密のWEBコミュニティの開発を行っている松井一(まついはじめ)です。

自己紹介はコチラより。

実は今回のプロジェクトを進めていくに当たり、自分自身と約束したことがあります。

それは、「最初から最後まで立ち上げた理念やコンセプトを貫き通し切る」ということです。

せっかく本気で取り組むプロダクトなのだから中途半端なことはせず、理念やコンセプトを貫き通したプロダクトを作り、それを世に問おうと。

「言ってることと、やってることが若干ズレちゃうけど、世の中そういうもんだよねー」とか、「収益あってのプロダクトだもんねー」とか、そういう微妙な言い訳はナシにしたいのですね。

自分の描く世界観が受け入れられなかったら、それはそれで仕方なし。そこまでの存在だったと諦めて、また新しい道を探すべきだと。

ましてや裏でユーザーを騙し、かすめ取るようなことをして収益をあげるなど、超絶糞ダサいことはやりたくないのです。

だったら収益なんてゼロでええわ!と。

この注文住宅の界隈でも、YouTubeやTwitter、noteやブログなんかをやっている人は多いのですが、中には「注文住宅業界を変える?」と銘打ちながら、裏でユーザーを騙して稼ごうとしている人もいるのですね。

「何だよ、その営業マンとユーザーをつなぐ活動って?」
「何だよ、概要欄に貼ってあるその無責任なアフィタグは?」

別に稼ぐことは悪いことではないです。

ただ、嘘をついたり不都合を隠すのはダメでしょと。この業界におけるユーザーの苦労を知ってるでしょ?と。

それを指摘されたコメントを密かに消していることを一部のユーザーは知っているのです(爆)

今までにそんな光景を腐るほど見てきた身としては、とにかく、もうそんな地獄絵図を見るのは嫌なのですね。

「業界を変える!」という言葉や「〇〇はダメ!危険!」という言葉に集まってきたユーザーを騙してお金を得るなど鬼畜そのものじゃないかと。

ただし、僕も最初の最初から「理念を通し切る」ことに100%コミットしていた訳ではありません。(勿論、騙して稼ごうなんて気はゼロでしたが)

やはり、どうしようか? と悩む場面もあったのですね。

例えば、このプロダクト(注文住宅の施主側だけが参加できるWEBコミュニティ)では「既に家を建て終わったユーザー」をどれだけコミュニティに呼び込めるか?というのも、成功の為の1つの重要なカギとなっています。

何故なら、“実例写真”というビジュアル的に圧倒的に強いコンテンツを持っているのは既に家を建て終わったユーザーであり、また、他の人にアドバイスを行うための“知恵や経験則”を多く持ち合わせているのも、建築済みのユーザーであるからです。

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じゃぁどうやって建築済みユーザーに来てもらおうか?と。

実は、現在、CYOLABのマーケ責任者である平岡さんに月に2回ほど壁打ちだったり、相談に乗ってもらっているのですが、その中でもこの件について、どうしようか? と話題にのぼったのですね。

その時に、ひとまず結論づいたのは、やっぱり何かしらのインセンティブを渡すべきじゃないかと。

簡単に言えば「お金」を渡してでも来てもらい、“コチラの欲しいもの”を投稿してもらうべきじゃないかと。

それぐらいの価値が建築済みユーザーにはあるのじゃないかと。

確かに世のプロダクトの中には、そういった初期戦術でもってユーザーを集め、そこから一定の地点まで到達したものもあると思います。

ただ、やっぱり僕自身としては納得できなかったのです。
何というか、一番大きかったのは……

「ユーザーや運営メンバーに嘘をつかせる行為」をさせたくなかったという点です。

何故なら、そのついた嘘が一生その“人”や“プロダクト”に「影を落とし続ける」と考えたからです。

ユーザーも運営メンバーも、誰も表立っては「嘘」については触れないことでしょう。

でも、心の中では「嘘をついた事実」を抱え続けるのです。
そのプロダクトに関わる限り「後ろめたさ」を感じ続けるのです。

そんな状態で、良い文化など芽生えるでしょうか?
ユーザーに100%寄り添ったサービスを作り上げることなど出来るでしょうか? 業界を変える原動力など生まれるでしょうか?

心の底から手放しで家族や友人に勧めてもらえるプロダクトを作り上げることなど出来るでしょうか?

答えは完全にNOなわけです。

だったら、いくら苦労しようが止めるべきじゃないかと。

自分達の目指す世界、理念、コンセプトを叫び、それに純粋に惚れてくれた人とだけ、やっていけば良いじゃないかと。

何も見返りはないけれど協力したいと言ってくれる、そんな人を地道に探し続ける活動をやれば良いじゃないかと。

こういった僕の正直な気持ちを平岡さんにもぶつけたのですが、そしたら平岡さんも快く同意してくれて、「それでいきましょう!」「一緒にやっていきましょう!」と、凄く勇気の出る言葉をもらうことが出来たのですね。

この一件があって、プロダクトの揺らぐことない方向性を見出すことが出来ましたし、チームとしても単なるお客さんと依頼先という関係以上の絆が生まれたと思います。

今は、セブ島にいる開発陣の方達にも、このnoteを見てもらってます。

関わっていただいた皆さんに、あの【by Our Side】に携わったんだ、と自慢してもらえる、そんなプロダクトにしていきたいですね。

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