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サスティナブルの行方


こんにちは、松井被服です。昨今様々な場面で、そして様々な業界で「SDGs」という言葉を耳にするかと思いますが、ファッション業界も例外ではありません。


松井被服ではSDGsを宣言しています。

■4/質の高い教育をみんなに
地元の高校生たちと交流など、デニムを通して教育の後押しをしています。

■6/住み続けられるまちづくりを
岡山デニムを用いたアイテムづくりを通して、地場産業の認知拡大に貢献しています。

■12/つくる責任 つかう責任
残反を利用したオリジナルアイテムを製作し、資源の無駄を削減しています。

など、全部で8項目を宣言しています。

2015年に国連サミットで決められた「SDGs」は持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。これはファッション界にとっても大きな課題と言えます。中でもデニム作りは大量の水や合成染料、化学薬品を使用し、さらには加工やダメージを加えれば加えるほど、酸や酵素、漂白剤などをたくさん使用することになります。また、日本の衣料廃棄物は年間 50 万トンを超えると推計されていて、その背景には価格低下が示されます。気軽に手に入れ、簡単に手放すことができる。ここからは少し皆さんにも考えていきたいのが「お洋服に何を求めるか」ということです。この意識が変われば、この世界は大きく変化してきます。


松井被服から出しているオリジナルの商品。数こそ多くはありませんが、我々がオリジナルアイテムを作る際には次の2つを心がけています。「長く使えること」「性別を選ばないこと」の2つです。そして最近は残反を可能な限り再利用するということも心がけています。

こちらの「Ball Pants」。デニムの残反から、大人服を作るのは要尺的に難しいが、子供服だったらどうだろうか?そんなところから始まった企画で、メディアにも取り上げていただきました。現在は完売となりましたが、残反のためその時そのタイミングでしか作られないアイテムなので、唯一無二のアイテムとして大切に着ていただけると考えました。また、付け襟は大人の方も使用できるという点から、親子で使ってくださる方も多く、我々が目指す長く使うこと、そして性別を選ばないというポイントにバッチリハマった企画となりました。


また、DOTERACKの残反からはポーチが誕生しました。

使用する糸は4色展開。少し色を変えるだけ自分らしさも出せますね。頑丈な生地だからこそ気にせずたくさんものを入れられますし、DOTERACKのプレゼントキャンペーンとしても皆様にお届けできました。現在はorigin originの店舗での販売を行っております。気になる方はぜひ見にいらしてください。


さて、こういった世の中の動きから、長く使用できる、長く愛せるアイテムを選ぶ動きが高まっています。たくさん選べる世の中だからこそ、皆さんにとって何が大切で、何を選ぶのか、その選択を皆さん自身でしていただき、少しでも日本に、そして世界に良いモノづくりを、良いモノ選びをしていただければこれ以上に嬉しいことはありません。そして自分たちも皆さんに喜んで頂けるモノづくりを続けていきます。