外国人を雇用する方への、7つのアドバイス
僕はずっと多国籍企業で働いていました。今は日本人とフィリピン人しか雇用していませんが、会社に勤めていた頃は、常に10カ国くらいの異なった国籍の人たちが僕の下で働いていました。
そうした経験を踏まえて、外国人を雇用する際には一体どのようなところに注意すべきなのかまとめてみることにしました。これから外国人を雇用する方や、外国人の部下に指示を与える立場にある人の参考になれば幸いです。
特別なことはなにもない
外国人を雇うからといっても、実は特別なことは何もありません。時間に来てもらい、期待通りに働いてもらい、労働に見合った報酬を支払うだけのことです。
「〇〇人は怠け者だ」とか「〇〇人は使えない」なんてステレオタイプをよく耳にしますが、これも一概には言えません。それぞれの国の国民性というのは確かに存在しますが、かなりの個人差があります。どこ国にも働き者も怠け者もいますし、寡黙な人もいればおしゃべりな人もいます。ストレートにモノを言う人もいれば、空気を読む人もいます。
外国人の部下があなたの指示をわかってくれないとしても、それはその人の頭が悪いのではなく、あなたの指示の出し方がマズイだけかもしれません。変な思い込みや決めつけは捨てて、常に明確な指示を心がけてみてください。これだけでもずいぶん違います。具体的な例はこのコラムで紹介します。
実際の注意点
そうはいっても、日本人と違うところは確かにありますし、気をつけるポイントは確かに存在します。僕からのアドバイスは次の7つです
1. 会社の理念やゴールを明確にする
2. 会社の文化を作る
3. 雇用条件や社則はキッチリと明文化する
4. 解雇や懲罰の手順を定めておく
5. セクハラ、パワハラのトレーニングを実施する
6. 叱る時には細心の注意を!
7. 子供にでもわかるような指示をする
それでは一つずつ解説しましょう。
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