団地猫、おめでとう

混雑する病院

　土曜日の動物病院はものすごく混雑する。できるだけ他人との接触を減らすようにしても、すごい数の来院者でごったがえす。もちろん外にスペースはいくばくかあるのだが、それでもたくさんの人。近所の人もたまったもんじゃないよね。とはいえ俺もその中の一人なので気をつけたい。野良猫の保護で通っているのになんだが、動物病院に来ると犬がたくさんいて嬉しくなる。飼い主さんに断って何頭かかと遊んでもらったw。　さて、15人待ちのところ予想より早い時間で呼ばれる。

今日の診察（創業者のカリスマ元院長）
・体重2.95kg （4kgが平均体重か）
・治癒状態をみたいのでもう一度血液検査
・熱は39.0℃
・脱水は改善しているようだ
・傷は肉が再生してきたし膿んでいないので包帯しない
・貧血がすごいがご飯食べられる生命力ある
・蚤などが媒介する赤血球に寄生して破壊するリケッチア感染症で貧血

そして検査結果

血液検査後、獣医師からは
・ずいぶんと数値が良くなっている
・白血球正常値になった
・赤血球はヘモグロビン・ヘマトクリットともに少し向
・数値上どんどん血を作ろうとしている傾向が見える
・肝機能は正常値になった
・腎臓も正常値
・栄養状態のアルブミンはまだ低いので、食べても吸収されていないかも
・黄疸の検査のビリルビンはだいぶ改善されてきた
・寄生虫の検査ももう一度して陰性
・猫ヘモプラズマ症（猫伝染性貧血）による貧血が課題

入院時の数値を見ると向上しているのが良くわかる。

よく頑張ったね

　貧血がまだあるので、増血剤と造血ホルモン・エリスロポエチン一週間に一回注射するのは必須だけれど、ほかの数位が向上してきているので、脱水に気をつけながら通院回数を減らすことになった！不慣れだけれど、耳の掃除や目やに、目薬、前脚傷の消毒などは家でもできるので、このままがんばってくれたら嬉しい。そして初めてなんとか持ちこたえましたね、もう一息かんばりましょう
との言葉に目頭がが熱くなった。良かったなー　それでもまだ猫ヘモプラズマ症の悪化や脱水が続くと衰弱に繋がるので、予断は許さない状況に変わりはないが、一命はとりとめたという安心感は、二週間頑張った猫には伝わっていると思う。

皆さんありがとう！団地猫なんとかなりそうです！

保護した時は全く開かなかった瞼もこんなつぶらな瞳になってきました。