中途採用の面接の話
仕事をしていくのは社会人の義務みたいなもの。「仕事=楽しく業務をこなす」よりも「仕事=生きていく上でやるべきこと」と捉える方が多いのではないでしょうか。ただその仕事を一生していくかというと、違う職種に変えて仕事を続ける人もいれば、業種は同じで違う会社に入る人もいる。また家庭を持ち、いったん社会から離れて子育て等をする人もいる。それ以外にもたくさんライフスタイルはあって、生き方は多種多様である。
私は「業種は同じで違う会社に入る」という部分しか経験がないが、その話をしていこうと思う。
面接で必ず聞かれたこと
中途の場合、必ずと言っていいほど面接がある。まあもちろん新卒の時も面接があるが、状況が全然違う。どの会社にいっても大体聞かれることは下の3つの質問だ。
「なぜ前の会社を辞めたのか」
「今あなたがお持ちのスキルを教えてくれませんか」
「今後どういうことをしたいか」
見事に「過去→現在→未来」への3ステップにおけるトリプルパンチだ。一つずつ見ていこう。
過去の話に意味はあるのか
まず、過去の話だ。この話に「意味はあるのか」と当時よく思っていたことである。新卒を速攻退職した私はそう思っていた。聞かれたらそれっぽい回答はするが、そこを深堀りされていくのは好きではなかった。ただ聞きたいのでしょうね。
私がいた過去の会社と今面接で来ている会社、もしかすると同じようにやめるのではないか?と疑って深掘りするのだろうかと私は思った。
「こいつはまた速攻退職するのではなかろうか?」という気持ちがどこかで芽生えているなら、私はもうお祈りメールをもらうのみ。
よほど人気の会社でない限り、面接で「ずっと御社で働きづつけたい」と言ったとしても97%くらい嘘だと思ってる。その時は求人情報でしかみていない「良い部分」が切り取れているだけで、実際に入ってしまえば悪い部分も見えてしまう。
採用は一種のギャンブルと考えている。採用にもお金がかかる。入社してすぐ辞めてしまうとそれは会社にはマイナスでしかない。なので過去の話を聞いて「この人はどういう人間、価値観、重要視している部分」を洗い出す。
価値観、重要視している部分が会社のビジョンに結びついて、「この人と働きたい」ってなると内定に近いかもしれない。
過去の話に意味はある
これは過去しっかり業務経験を積んで、実績がある場合のみに限ると思う。あと同じ職種に限る話でもあるが。当時の私は実績なかったのでポテンシャルで攻めたが、やはり実績があった方が有利だ。私は、1回目で転職した会社では実績を何かしら作ろうと思い、結果的に作ったと自負してる。今思えば2回目の転職活動(というフリーランスでの面接)では結構有利になったのかな。
現在の話
面接で聞かれる現在の話は、結局過去の話みたいなものである。
先ほどビジョンと結びついたら内定に近いって言ったが、やっぱり自分ができることが会社に求めているものとマッチしていないと意味ががない。
自分は何ができるか。それは過去どんな仕事をして、またどんな勉強をして、その結果「あなたは会社にどんなメリットがあるか」を聞かれている。大切なのは会社目線に立つことではないだろうか。自分のその言葉を会社の立場で聞いた時、「この人は使えるな」となるか、そのポイントで話してみたらと思います。
未来の話
未来なんて誰もわからない。わからないから妄想話で終わるといえばそうではある。「自分がこういうことをやっていきたい」と1つでもいいから用意するのは大事である。あなたがもしその面接の会社に行きたいと思うのなら尚更。過去、現在の話、面接では聞かれてきたとは思いますが、「将来のあなた自身のビジョンおよび目標」が会社自身に成長を促せるか、また会社の社員にとって役に立つかをみていると私は思う。
最後に
面接は営業活動。自分を売っている。履歴書と職務経歴書と己のプレゼン力で会社にアピールしている。その当時はpush型で自分を売り出したが、その逆のpull側を目指して私は発信を続けるだろう。
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