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「より良く生きる」 幸か不幸かは自分で決めること。これまで培ってきた数々の経験を踏まえ…

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「より良く生きる」 幸か不幸かは自分で決めること。これまで培ってきた数々の経験を踏まえ、人生のデザイナーとして、より良く生きるためのちょっとした知恵をお伝えします。

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手作りの愛情表現

遠い昔を思い出してみた。 物心ついたときから、私たち家族の洋服は、料理やおやつと同じように母の手作りだった。そんな生活が当たり前だった小学生の頃、友達が既製品の洋服を買ってもらったという話を聞き、心の底から羨ましいと思ったものである。 思春期になって憧れのジーパンを買ってもらい、ようやくみんなと一緒の世界に行けたような嬉しさがあった。 その後も母の作品づくりは終わらない。それは、彼女が高齢になった今も続いている。時間を見つけては、せっせとミシンに向かい、時には台所での創

    • How do you want to live?

      頑張りたいなら頑張る。 頑張るのが嫌なら頑張らなくてもいい。 眠たいから寝る。 眠れないならムリして寝ることはない。 自分を変えたい。 変えられないなら変えなくていい。 内なる自分に耳を傾けて。 私はどうしたいの?と聞いてみて。 ひと昔前の人は、「自分の胸に手を当てて聞いてみなさい」という表現を使った。 どうしたらいいか分からない人、 一度胸に手を当てて目を閉じて心の声を聞いてみてね。 最近は色々な文章を読む機会が増えた。 発信される文章からその人が見える。

      • 空から見下ろせ

        ゆたかさって何だろう。 ひとことで言うなら、「より良く生きる」。 まず、このお題を下さった方々に感謝いたします。 ゆたかさを考えるためには自分自身を内省し、自分との会話から始める必要があると思っています。 そして、周囲を見渡し世の中へとどんどん視野を広げる。そうするとあらゆることが俯瞰で見えてきます。 そんな時間を作って下さりありがとうございます。 自分自身の人生を振り返ったとき、走馬灯のように海千山千越えてきた自分を見つけました。 数えきれない人間と接してきた自分

        • クッピーラムネ

          心の引き出しにそっとしまってあるエピソードがある。 今日はそのことを話そうと思う。あれは、私が小学校低学年の頃だった。 女の子たちの間では、自分の誕生日になると“お誕生会”をやってもらうというのが当時の流行りだった。お誕生会とはその名のとおり、誕生日の女の子を友達みんなでお祝いをする会である。主役の家に集まり、プレゼントを持ち寄る。主役の親は、集まる子供たちのためにケーキやらお菓子やらを用意する。 お誕生会をすることは、もはや当時の女の子の間では通例のイベントだった。「

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        手作りの愛情表現

          時代を超えて「服」を想う

          昔から「オシャレはTPOをわきまえて…」なんて言われてきた。そもそもTPOって今でも使われてる?この言葉も、時代によってその意味が変わってきているように思う。だって、今だとスウェット素材のパンツも着こなしによってはフォーマルな場で使えたりするもの。 私には、TPOなんて関係なく変化しないこだわりがある。それは、「着心地」と「気持ち」。ここでいう気持ちとは、どんな場面でも自分が気持ち良く着ていられるということ。 現在、服の素材はかなり多くのものがある。綿やポリエステル、レー

          時代を超えて「服」を想う

          夢なんてなくたっていいじゃない

          「大人になったら何になりたい?」 この手の質問は、物心ついた頃から何度されたことだろう。幼稚園の頃はケーキ屋さん、高校生の頃はキャリアウーマン。これがかつての私の、いわゆる大人になったらなりたいものだった。突拍子もないことを言わないところが私らしい。 さて、今はどうかと聞かれると、色々考えてはみたものの、私にはこれといった夢がない。 カフェでひとりコーヒーを飲んでいる私の隣には、ひとりの女の子がいる。黒い衣装に身を包んだ学生と思しき彼女は、頼んだコーヒーに口をつけること

          夢なんてなくたっていいじゃない

          家庭、生活、人生のデザイナーになる

          昭和の時代へ遡ってみよう。携帯電話のようなものがこの世に誕生し、世界がリアルタイムで繋がるなんて思ってもみなかったあの頃。私が学生だった頃を思い返してみると、遠くに住んでいる知らない人たちの生活を、気軽にリアルタイムで見られるなんてことは有り得なかった。 赤の他人の生活を覗き見ることができるツールは、テレビや雑誌の中だけ。そこは、限られた人のみが発信できる場所だった。「有名人のお宅拝見」「あの人気者のバッグの中身を見せちゃいます」なんていうものは、恐らく作られた世界だろうと

          家庭、生活、人生のデザイナーになる

          老眼で見る人生

          人を通して、この世には様々な人生があることを知り学ぶ。 人類は皆、欲求というというものを持って生きている。それは物に溢れた現代だけでなく、遥か昔からのことだ。生理的→安全→社会的→承認→自己実現と欲求のレベルは5段階あるとされている。 生きるために物を食べ、飲んで寝る。安心安全を求め、住むところを確保する。性があり、愛を求め、所属できる場所を求める。そして尊重され認められることを求め、夢や希望を持ち自分を確立する。その想いは人類共通と言えるだろう。 しかしご周知のとおり

          老眼で見る人生

          究極の顧客満足

          「顧客満足」とは何であるのか、今一度考えてみようと思う。 私は無類の服好きである。好きが高じてアパレルの仕事に就き、バイヤーまで経験した。当時、私の勤めていたブランドはアメリカ生まれだったので、その土地へ買い付けに行くこともあった。 しかし、国が違えば体型も違う。欧米の人たちと日本人の体型の違いを知ってもらうため、アメリカの地で奮闘、試行錯誤を重ねた。最終的には彼らに私自身の体を触ってもらい、“日本人体型”について納得してもらえることができたのだ。自分で仕入れた商品が完売

          究極の顧客満足

          私たちについて

          MATSUEは、日本のとある家族から生まれたブランドです。パタンナーであるMATSUEの名前をブランド名とし、2020年、東京オリンピック開催(予定だった)年に誕生しました。 長野の田舎で誕生した少女は、幼い頃から裁縫が得意でした。いつしかそれが仕事となり、その後生まれた子供、そして孫たちにも彼女の作品が受け継がれることになります。 その技術は確かで、日本人ならではの緻密で丁寧な作業はもちろんのこと、細部に渡る細やかな気遣いもMATSUEならではの作品です。 そして、使う

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