空から見下ろせ
ゆたかさって何だろう。
ひとことで言うなら、「より良く生きる」。
まず、このお題を下さった方々に感謝いたします。
ゆたかさを考えるためには自分自身を内省し、自分との会話から始める必要があると思っています。
そして、周囲を見渡し世の中へとどんどん視野を広げる。そうするとあらゆることが俯瞰で見えてきます。
そんな時間を作って下さりありがとうございます。
自分自身の人生を振り返ったとき、走馬灯のように海千山千越えてきた自分を見つけました。
数えきれない人間と接してきた自分がいました。
その中にはゆたかさとは真逆の日々もありました。
そんな私が見て感じたことから、ゆたかさについた触れていきたいと思います。
人それぞれ、ゆたさかの感じ方や概念は違っていいと思うのです。
ゆたかさというワードと無縁だと思う人もいるでしょう。
世の中には、
私利私欲のために権力を得たい人
転職副業でより多くの収入を得たい人
なんとか現状維持できれば…と思う人
心の安定が第一と考える人
お金や仕事より、先ずは病気を治したいと願う人
そんなことよりお腹が空いて死にそうだから食べ物が欲しい人
…そして、生きる場所を求める人
それぞれの立場、環境、現状で欲するものが変わる。ゆたかさに対する概念や感じ方が違ってきて当たり前です。
3つのパターンをあげてみます。
それぞれの世界に入って想像してみて下さい。
最初に「お金も家も車もある裕福な人」。
自分の家も買ったし車もある。お金に困ることはない。しかし、信頼できる人もなく、身内も寄りつかない。孤独感満載でひとりぼっちになってしまっている人。
次に「外から見たら素敵な家族、実は内情ボロボロな人」。
外から見れば素敵に見える家族でも、蓋を開けたらDV、不倫、借金、嫁姑バトル。
頻繁な夫婦喧嘩…そしてそれを見て育つ子ども。
毎日のように、否定批判非難、不平不満不安の嵐。
経済的には何とかなるけど、メンタルズタボロになってしまっている人。
最後に「教育熱心な親、だけど子が引きこもりな人」。
大人たちは何とかしたくて日々やっきになり、力を入れて子どもの困難を取り除こうとする。けれど、当の引きこもりの子はありのままの自分を受け入れてもらえず、さらに苦しむ。
悪いのは人のせいとし、嘆く日々。
闘争も逃走もできず怯える日々。
心は暗闇の中、ひとすじの光さえ見えなくなってしまう人。
…そこにゆたかさを感じる余裕はありますか?
ゆたかさを感じるには、心揺さぶられる愛や感動が必要なんです。
でも、振り返ってみてください。そんな人たちも悪いことばかりの人生ではなかったはず。
明るい心で楽しく生きてきたことを思い出してみてください。
今、ここに生きてる…
そんな自分に自分で花マルあげてください。
価値のない人などいません。
生きるために踏ん張っている足場が崩れそうなとき。自由を縛らず、好きなものを食べ、好きなものを飲み、好きなようにやりたいことをして生きましょう。
結局、ゆたかさって幸不幸と同じで自分が決める心にあります。
もちろん、心にゆたかさがないときだってあります。それが人間です。
楽しみや嬉しさにドキドキワクワクし、やすらぎにホッとする。
そうやって心が動けばいいんです。
私なんか、
コーヒーを飲んだり好きなもの食べたり
空や鳥や木や花を眺めたり
人や動物と会話したり、本を読んだり
ストレッチしたり、こうやって文章を書いたり
お金を使っていないときの方が、心の中でゆたかさがムクムク動くのです。
安上がりなんです。
ゆたかさを感じてない人がいたら、それは気付いてないだけですよ。
より良く生きましょう。
誰もが心にゆたかさを持てる世の中でありますように。
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