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アンチ・ドーピング関連のニュースを読んで


ヒトコト
社会的影響はいろいろありますよね。

公認スポーツ栄養士の松田幸子です。


先週末、このようなニュースが入ってきました。

競泳界隈が当時、ざわついた一件でしたが、そのサプリメント会社がJADAなどへ賠償請求をするという記事です。



なぜざわついたニュースだったのかはこちらから。

実のお兄さんも近々で陽性が出ていたのでした。
(同じサプリメントかはわかりません)

この兄弟と言えば競泳界では知らない人はいなかったトップスイマーだったので余計でしょう。更にお父様もトップスイマーを輩出するコーチですから、日常相当厳しくチェックしているでしょう。そんな人たちでもキケンがあるのかということで、かなりこころに残った件でありました。


さて、話を戻します。

その該当サプリメントを提供した会社が損害賠償を行うとのことです。

ということで、その企業のサイトを見てみました。
URL掲載すると宣伝になってしまうので、気になる方は上の記事のリンクからご自分で検索してください。

ONLINE SHOP にはアスリート向け商品というのがありました。

第一印象・・・

商品ページを見ると、どうみてもアスリートというよりは、ハードトレーニー向けのようなデザイン。

みなぎる活力で男度UP!!

なんでキャッチフレーズがあったり。アスリートは男度UPよりも、もっと気にするところがありそうですしね。そして目を疑ったのは

7倍濃縮プロテイン

という商品。

・・・・・・

すみません。
どうやったらプロテインが7倍濃縮されるのかが、わかりません。
写真みたら、これ某社アミノ酸サプリメントにどことなく似てる。

栄養成分表示には 
1回(約3.8g)あたり 総アミノ酸・ペプチド量3115mg
と記載されているのですが、おそらく1回あたりの量が少なくても、その内容量のほとんどがアミノ酸、いやいやプロテインということなんでしょうか。

そのそも、何の7倍?
基準は?

あまり研究肌でない私が疑問に思ったので、同じ事を感じた方がいるかも知れませんね。


サイトには認証機関の文字はなかったので、掲載はないだろうと思いつつ、サイトの商品全てを、インフォームドチョイス及びスポーツで検索しました。予想通り、どれも認証はされていませんでした。



今回の訴訟について、また当時の反論ともとれるニュースリリースも読んでみました。取引上、とても苦労したということを言いたいのは理解しました。

ここまで読んで、あなたはどう感じましたか?



ちなみに、今回の禁止物質について、こんな記事がありました。

・全国個人事業主支援協会で、なんでこの記事があがるのか意味不明(汗)


・写真付きなので、禁止物資にあがるのが理解できるかも
 9つの驚くべきオスタリンの結果:写真の前後



別件ですが、チェックが入った時に、食事混入が示唆され、違反にならなかった例です。国産だけが安心ということは言いませんが、口に入れる物に影響を与える栄養士は常にアンテナを張っておかないといけませんね。


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