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「クラウドファンディング」ってなに?🟥その4「クラファンで成功するための3つの視点」

こんにちは、クラウドファンディングコンサルタントのまっつんです。「クラウドファンディング初級講座」も第4回目です。今回は、ズバリ!「クラファンで成功するための3つの視点」について書いてみたいと思います。

クラウドファンディングは、インターネットを使って不特定多数の人から支援を募る手法であることは前回までにご説明いたしました。では、起案したプロジェクトを成功させるためにはどうのような視点が必要なのか?

今回はそんな視点の中でも代表的なプロジェクト、支援者、マーケティング戦略の3つの視点について紹介させてただきます。

🟥クラウドファンディングのプロジェクトからの視点

大前提として「誠実なプロジェクトである」こと。何だ!って思った方も多いかと思いますが、これ実は超基本中の基本です。SNSでよく流れている内容盛り盛りの宣伝や商品説明ってご覧になったこと多いと思いますが、見た瞬間に「ウソ〜」って思いますよね。実際よりも性能を盛ったり、大袈裟な表現でひと目を引きたい気持ちはわかりますが、

前回も書いたように、クラウドファンディングのキモは、あなたの応援団のコミュニティ作りです。クラファンを通じてあなたの活動をずっと応援してくれる可能性のある人たちです。今さえよければいいとか、資金さえ集めればいいと言った気持ちで起案したプロジェクトには応援したいという共感は生まれません。そもそもプラットフォーマーの審査を通らないと思います。応援してくれる人たちに対して誠実なプロジェクトであることは基本と言えます。

🟥クラウドファンディングの支援者からの視点

よくクラウドファンディングを寄付だと思っている方がいらっしゃいますが、通常、リターンがあるクラウドファンディングは物販です。ですから、支援者へはその支援に見合ったリターンを支援の対価として提供する必要があります。一時期に流行った自分の旅費を捻出するためのクラファンとかは、リターンは旅のレポートだけなんてのもありましたが、今はなかなか支援が集まらないかも知れません。

リターンは必ずしも商品である必要はありませんが、支援者が支援してよかったと納得するものをリターンとすることが大切だと思います。リターン選びも起案者のセンスが出ますから、安易なオマケ的ノベリティグッズなどは避けたいものです。キラリと光るあなたのセンスがあなたを応援する支援者が望むリターンかも知れませんよ。

🟥クラウドファンディングのマーケティングからの視点

クラウドファンディングを、新しい資金調達方法としての機能にしか注目していない起案者は、そもそもクラファンは、「あなたの応援団としてのコミュニティ作りです」という意味が理解されていないかも知れません。

特に資金はないが、自分のアイデアを世に問いたいと思っている起案者の方は、テストマーケティングにクラファンを使うことをお勧めします。

どんな需要が見込めるのか、どんな製品がウケるのか?カラーバリエーションはどれがいいのか?開発者の思い込みではない市場データに基づく説明は、説得力が違います。プロトタイプでクラファンをすることで、改良点も出てきて、より製品がブラッシュアップもされます。マーケティング戦略の一環としてのクラウドファンディングは資金力のないベンチャー企業やスタートアップ企業とは相性がいいツールだと思っています。また、全く実績のないベンチャー企業などは、銀行など金融機関などからの融資を受けられない場合が多いと思いますが、そんな時にクラファンでプロトタイプの販売実績があるとそれをもとに融資をしてくれるケースもあります。

マーケティング戦略の一環としてのクラウドファンディングは資金力のないベンチャー企業やスタートアップ企業とは相性がいいツールだと思っています。

今回は、クラウドファンディングで成功するために必要な3つの視点について書いてみました。今、行動を起こしたいと願っているあなたの少しでもお役に立てれば幸いです。

🟥(追加情報)

6月から中小企業庁の令和2年補正予算事業として「JAPANブランド育成支援事業(特別枠)」の募集が始まりました。今回はクラウドファンディングの事案が対象です。コロナウイルスの影響で、接触型の産業がダメージを負っている現在、この中小企業庁の取り組みを皮切りにインターネットを使って、どこからでも非接触型で仕事を起こせるクラウドファンディングへの国の取り組みが加速していきます。

これからさらに熱くなるクラファンです。しばらくはクラファンの動向に目が離せなくなることでしょう。

では、次回もよろしくお願いいたします。

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