見出し画像

「カエルくんから教えて貰おう」

 田植えの時期になると田んぼに水が入ります。するとその次の日の夜くらいにはカエルが来て鳴いています。誰も教えていないのに不思議ですよね。あいつらは勝手にやってくるんです。水があることがわかるんですね。

 サムネイルは人の「気質」をその特徴でまとめたものです。この人の気質に関しては古代ギリシアから続く4大元素(火、土、水、風)から人の体に当てはめた4体液説(黄胆汁、黒胆汁、リンパ液、血液)そこから人の性質に当てはめた4気質という歴史的な繋がりがあるものです。

 この4気質を用いたもので一番有名なのが「ルドルフ・シュタイナー」という人物が提唱し、今現在でも行われている「シュタイナー教育」です。その中にこの気質を用いて子供を観察するということがあり、日本にもその学校は存在します。

※私はシュタイナー学校出身でも、教員免許も持っていません。一般人です。

詳細はこちらで。

で、どうしてこれをこんな形でまとめようかと思ったのか?と言いますとこれに似たようなものが最近目に留まるようになったからです。

 これ見たことあると思います。これは俗にいう「HSP」のといわれるものなのですが、これは1991年にアメリカのエレイン・アーロン博士が「新しい気質」の概念として提唱した物になります。

重要なのですがこれは「病気」ではなく「気質」です。

そしてこの「HSP」というのは4つの特徴があるとアーロン博士は示しています。

1,考え方が複雑、深く処理をする
2,過剰に刺激を受けやすい、敏感で疲れやすい
3,全体的に感情の反応が強く、共感力が強い
4,些細な刺激を検知する、あらゆる感覚がするどい

そしてアーロン博士のサイトを見ると

・生まれ持ったものである
・この特性は新しく発見されたものではない、誤解されたものです。

とされています。

※ちょっと和訳が変かもしれません。すいません。

 で、つまり私が何を言いたいのか?と言いますとこれらHSPと言われる特性は全て「憂鬱質」に属しているということです。HSPというのは人口比で言うと「20%」くらいは存在するという話ですが、つまり人口を4つの気質で割ると「25%」になります。比率的にもちょうどそんな感じです。

 人はそもそも「4つの気質」を持っています。だから当然、常に落ち込んでいるばかりではありません。興味があるものには飛びついたり、積極的に楽しむこと、刺激を求めるのは当たり前です。ですが、外の刺激に関しての抵抗。つまり自分にとっての強弱が存在するということです。

・外の世界が生きにくい

 HSP系の記事を読んでいると「外の世界で生き辛い」というのを目にします。そして「生き辛い要因」みたいなのも説明されているのですがそれはHSPの人自身のことだけ。つまり憂鬱質の特徴を述べているものばかりです。

 外にある「生き辛い世界」の成分はなんなのか?ということ紐解いている記事がほとんどありません。

 これも気質でわかることですが、外にある社会という世界は人工物なので人が作った世界です。自然ではありませんよね。

そこは多血と胆汁が作り上げた世界です。

 憂鬱質や粘液質に属している人間がそういった世界にいることで「生き辛さ」を感じるのはつまり当たり前のことです。極端な例を出せば日本の水田で暮らしているカエルに砂漠で生きろって言っているようなもんです。

つまりHSPの人が陥るものの中に「周りに馴染めない、どこか苦しい、刺激が強い」というのはそれは「多血や胆汁」の世界に生きているからです。 

 最もわかりやすいのはリーダーとして活躍する「胆汁質」です。世の中にある会社のリーダーはほとんどこれに属しており、その胆汁質の繋がり、つまり社長どうしの繋がりで仕事は回っています。

 なので組織は「リーダーシップ、まとめ役、発言回数、規則を守る、社歌を歌わせる、細かいことは気にしない、勢いと大声」というのをすごく重視します。

「大きな声であいさつが出来ると素晴らしい」

 これってよく聞きますが、根拠はないですよね?別に小さな声であいさつでもいいわけですよね。でもこれが出来ると良い。とされているわけです。そこに根拠は全くありません。ですがこれを良しとして強制し、世界を構築できるのが「多血質・胆汁質」の強みです。

・持っている気質は「盾」じゃない「最強の矛」である

 気質は持って生まれたものです。その人の持ち物です。ですが今の社会でそれを生かそうとした場合、多血や胆汁ではない場合はそれができにくい世界が構築されています。

 しかし厄介なことに人は4つの気質を持っているため、例え自分が憂鬱質でリーダーに向いていなかったとしても順応して「出来てしまう」っていうのがあります。でももちろん、当然あっていないので、やりずらさ、生き辛さは出てきます。

 少し前の時代ならばそうしなければいけませんでした。ですが時代は変わりました。つまり、自分の部屋(気質)に居ながらにして仕事(できること)が可能になったわけです。 

これは言うまでもなくネットの普及とSNSやyoutubeなどのサイトの発達が背景に存在し、コロナの流行という物でそれが顕著になってきました。普通にサラリーマンやOLとして勤めることに反対はしませんが、それでも生きづらいと感じるのであればどうでしょうか?

私はが思うには「自分は蛙として生まれた。ならば私が住む場所はどこだ?」ということを探してみるのも一つの手だと思います。

・憂鬱質の強さ

 憂鬱質はとにかく考えが深くまで行きます。それは他の気質よりもすごい深度で誰も触れることが出来ないくらい深さまで行くことが出来ます。つまり自分の物語や感覚を構築するということにものすごい長けていることになります。

HSPの人たちに聞いたことは無いのですが「自分なりに世界を表現するとどんな感じ?」というと大抵の場合答えが返ってくる気がします。

文章や図とかで。

実は彩方技研はそんな人と何かを作りたいと思って立ちあげた組織です。

・メンバーシップ彩方技研の紹介

 「気質と色彩で自分の強さを磨き、ものつくりをして自分の部屋から仕事をしよう」というのが活動目標でもあります。

 この記事はメンバー限定になっていますが、初月無料とさせてもらっているので気に入らなければ脱退してもらって構いません。

ですが、少しでも興味が有ったらお話ややることをしてみませんか?というお誘いになります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?