【映画】アメリ

人は何を基準に映画を選ぶのか

他の方のことは知らないがきっと皆大差ないように思う。
本屋に行って本を選ぶ時と同じように、映画も目に飛び込んできたサムネで興味を惹かれ、それからあらすじ(本で言えば裏表紙の文章)、読んでみて違えばそれまで。
気になるならそのまま再生ボタンへという流れだろう。

不気味でインパクトのあるサムネ

緑色の背景。こちらを見る真っ赤な口紅に真っ赤な服を着た黒髪色白の女性。
私の小さな脳みその片隅に残り続け、ホラー映画であると私の勝手な思い込みにより3ヶ月程放置されたのである。(ここで訂正しておくがアメリは全くホラーではない)
毎度目に止まり続けるものを放置すること、それは大変気持ちが悪く落ち着ない。
アメリがあの瞳で私の思考を邪魔してくる。
『まだ見ないの?いつ見るの?後悔するわよ。』
なんて話しかけられているようだった。
その状況を我慢できなくなり、あらすじなど一切見ずに再生する。

これまで見ていなかったことを後悔した。なぜ3ヶ月前に見なかったのか。最近見た中では確実に1番。

視聴後たまたま見つけたこちらの記事。
”なるほど、確かに触れそうだ…。”なんて少し影響を受けながらまた再生。
それから待ち合わせ前に、移動中に、何度も何度も。
一回目では気付かなかった視線の動き、なんとなく親近感の湧くアメリにまたどんどん惹かれていく。

『アメリ』他人の人生を軌道修正していく

ひとりひとり登場人物にクセがあり
終始面白い人間模様が描かれている。

一見単なるいたずらに見えるが、何度も見ると
人生を軌道修正していると言っていた意味が理解できた。家に侵入したりやってることは大丈夫そう??とやや心配になるが、公衆電話で呼び止めたり、他の人への手回しの仕方がとっても粋。
これも軌道修正か、ふふ
っと笑ってしまう。

マダムが言っていた
一目惚れにはレシピがある
アメリが一目惚れのレシピを自分で作成しているように見えるのは私の気のせいだろうか。

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