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嘘をつけない人がいるって知っていますか?

エイプリルフールということで、”僕たち”に関するこんなネタでも。

世の中には、嘘をつくことができない人間が少なからず存在します。

多くの人は「嘘をつくことができない」ってどういうこと?と思うかもしれません。
でもどうやら、”僕ら”からすると、この感覚はどうやら当たり前のようです。

さて、”僕ら”とはいったい誰なのか?

ずばり、ASD(自閉症スペクトラム)の特性を持つ人たちです。

”僕ら”と言ったとおり、これを書いている僕自身が強烈にそうでして、昔からそれを認識していました。

時を経て現在、発達障害関連の情報を日々独自に調べているのですが、そんな中見つけたあるYoutubeの動画。

発達界隈では有名な光武さん(@mitsutake_Owner)のYoutubeチャンネルにて投稿されている以下の動画を見て、自分以外にも嘘をつけないタイプの人がいることを知りました。

このときに初めて、僕の嘘をつけない感覚がASDの特性であることを知り、なるほどと納得。
動画のコメント欄にも多くの共感が寄せられていました。

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具体的に、「嘘をつけない」とはどういう感覚なのか?
僕の体験談を書いてみます。

例えば、会社で上司と雑談中にその人が何か自分の意見を言い、僕に同意を求めたときのこと。

普通であれば、どんな内容であれ「あはは、そうですよね~」と流してしまえばよさそうなもの。

しかし、僕の場合は「あはは、僕はそうは思いませんけどね~」となってしまう。

そしてその場がちょっと変な空気になる。気まずい。(敏感なのでその空気感は感じてしまう)

僕の場合、思っていないことや、賛同できないものに対して絶対に「そうですね」とは言えない。こんな雑談なんて適当に流せばいいのも理屈としてはわかっているつもりです。

でも、思ってもいないことを口走ると「いま、嘘をついた」という感覚になり、とてつもない罪悪感に襲われるんです。

これがとてもじゃないけど耐えられない苦痛…。

おそらく、自分にも相手にも不誠実だという強烈な重しがのしかかってくるのだと思います。

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大学生になって心底「やめてくれ!」と思ったのは、人狼ゲームの流行。

人狼って基本的に「どう嘘をつくか」みたいなゲームじゃないですか。
アレ本当に苦手。あとトランプのダウトね。
ボードゲームでいうとインサイダーとかごきぶりポーカーとかもそうですかね。

みんなが楽しい楽しいと言っていつも人狼してるの、正直1ミリもわからなかった…。

同調圧力に負けて何度かやったことはあるものの、いつも「市民ひけ!市民以外やりたくないんだ!!!」と心のなかで叫んでいました。JAM Projectぐらい叫んでた。

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世渡りをうまくするコツとしては、上司との雑談のセリフを「あはは。」で止めてしまうことかなと。

口に出さなければ、(会話のキャッチボールが多少不自然になるものの)嘘はついていないので、罪悪感に襲われることもないです。

普段から意識しているけど、まだできたりできなかったり。

友人からは「そんなの適当言っとけばいいんだよ」と言われるし、頭では理解しています。
そのほうが世渡りがうまくいく。絶対に。笑

でも、そんな自分も案外悪くないなって思うのです。

だって、嘘をつかないって本来は素敵じゃない?

「嘘をつかなきゃやっていけない」組織とか関係性のほうに疑いを持ったほうがいいのでは?と今では考えるようにしています。

だから僕は、エイプリルフールだろうがなんだろうが嘘をつかずに生きていきたいと、そう思います。

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もし共感して頂ける方がいたら、コメントなど頂けると嬉しいです。


おわり…ません!



いやです。おわりです。はい嘘つきました。(えっ…)

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