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「リーンスタートアップ、ちゃんと実践すれば絶対成功する説」を検証する


私がtoCサービス開発に取り組み始めたのは約2年半前のこと。

実は、さらにその1年前、学生時代の友人と偶然集まったときに「何かおもしろいことしようぜ」と声を掛けられたのがきっかけで、ものづくりに取り組んでいた。

最初はDeep Learningで何かやろうぜと謎のAI推しから始まり、気づけばラズパイを買って動かしてみたりと、何とも芯のないムーブをかましていた。

そして気づけば、新たなアイデアに。
今でこそ「つながり」「きっかけ」「信頼」が私の最重要テーマではあるが、当時は「思い出」を起点にサービスを考えた。結局、良い思い出はそれら三要素の結果ではないか?と結論し、今のテーマに至っている。

当時、実務で新規事業に携わっていた私は、スタートアップの方法論の浅い知識を基にサービス開発に臨もうとしていた。

知人・友人にインタビューをして課題やインサイトを分析したり、プロトタイプを地元の友達に使ってもらったりと、割とアクティブに取り組んでいたが、結局頓挫した。

アイデアを考え、プロトタイプを作り、検証する。この流れを何度も繰り返し、気づけば3, 4個目のアイデアに移っていた。友人とは、学生時代のときの関係性では考えられないほどの激しい議論、口論を繰り返し、それでもめげずに取り組み続けた。何者にもなれないまま、年齢だけを重ねた二人が、どうにか成功みたいなものを掴みたいという欠乏や焦りに走らされていたのだと、今ではそう思う。

そんなある日、最初に声を掛けてくれた友人から「開発から抜ける」とメッセージが届いた。さすがに驚いた。その時点で2年間、毎週欠かさず議論を重ねてきたから。

それからは一人でサービス開発に取り組んだ。結局そこからまた3, 4回ピボットした。鳴かず飛ばず。なんで私はこんなくだらないものを真面目に作り、そして誰にも使ってもらえないのかと自信を失っていた。そして先日もまた、「これならいける」と思ったサービスをリリースし、撃沈した。

これまでの失敗の理由はまた別のタイミングで詳しく書こうと思うが、結局、絶妙に正当化して自分が傷つかないように行動したことがすべてだと今となれば思う。私は最近、「現代人は自己破壊や自己変容から逃走している」「自己愛ゆえの利己主義が社会を歪めている」と思っていたが、それはまさに自分のことだと気づいた。

だから最後に、傷つきながら、恥を晒しながらでも、自分が満足行くものを、そしてユーザーに満足してもらえるものを作り上げたい。

これから作るサービスも「くだらない」サービスだ。この違和感は恐らく消えない。でも、毎日くだらないと思っていてもなお取り組み続けてこれたのは、それが「つながり」「きっかけ」「信頼」という私自身のテーマに重なる部分があるからだ。

……と、前置きがアホみたいに長くて申し訳ない!!!
まあちょっと何言っているかわかんねーが今回検証する説はこちらだ!!

「リーンスタートアップ、ちゃんと実践すれば絶対成功する説」

いやそれ1年前にやったやん。結果どうだったん。
ハハハ… その質問には一切お答えしない。絶対にだ。

ということで前回と同様、Running Leanをベースに実践していこうと思う。今回は全面改訂された第3版を参考に進める。

今考えているいくつかの落書きレベルのアイデアをRunning Leanに沿って検証、具体化していき、年内にはβ版をリリース、一定数のユーザーに使っていただけている状態を目指す。普通にきつくない?でもやるしかないの…グスン…

今のところの最有力のアイデアは、ネットワーキングイベントで表面的にしかつながれない&二度目に会うきっかけがない問題をどうにかする何かしらのサービス。その他にも、つながりやきっかけ、信頼をテーマにいくつかのアイデアがあるので、いくつかに絞っていこうと思っている。

正直、今これを書いている時点でどうなるかまったく想像もつかないが、見切り発車でみなさんに恥を晒しながら、このnoteで私の考えていることや実践したことを公開しながら進めていきたいと思う。

7, 8個のサービスを作り、そして潰してきた男の最後の闘いだ!!!もう迷いはない!!!こんな記事を公開するのも恥ずかしいというか情けないけど、結果で取り返すしかないフェーズに来ているということ。

何にもなれない男の小さなもがきを!苦しみを!そして成功をぜひともお楽しみに!!??

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