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「夫と家事を分担しようプロジェクト」〜「名もなき家事」が多すぎる?

最近、懸案事項だった、夫との家事分担に取り組み始めている。
理由は以前の投稿でも触れたので繰り返しになるが、少しだけ説明しておく。

国際的に見て、日本では女性の社会進出がなかなか進んでおらず、そのひとつの表れとして、家事労働の多くを女性だけが負担している状況がある。
我が家も同じ状況であることは分かっていたが、すべての家事作業を洗い出して担当を決めたり、夫にやり方を説明したりするのが面倒で、勝手に自分が引き受けてしまっていた。でも、まさにその態度こそが、日本人男性の家事労働率の低さを是認していたわけで、つまりは、自分も「女性の地位向上」を阻害していた張本人だったと気がついた。その状況を変えたいと思ったのが主な理由のひとつ。
もちろん、分担すれば自分がラクになる、という当たり前の理由もある。

ただ、最初からすべてを分担するのは大変なので、まずは「食器洗い」を1日おきに夫に任せるようになり、今のところ、つつがなく続いている。

さて、次はどうしようかなと思ったときに、「名もなき家事」問題が頭をよぎり、これをいかに解決すべきかと、思わずため息をついてしまった。

「名もなき家事」が多すぎる

ご存知のとおり、家事には、料理、洗濯、掃除など「名のある家事」のほかに、「名もなき家事」が存在する。
そして「名もなき家事」は「名のある家事」より数が多い。

例えば、洗剤やお米などのストックが切れないように気を配る、玄関に乱雑に置かれた靴や傘をきちんと片付ける、ゴミの分別をする、食後にテーブルの上を拭く、手拭き用タオルを交換する、洗面台の排水溝のゴミ取り、などなど…。

ズボラな私ですら、瞬時にこれくらい思いつけるのだから、几帳面な人のリストは相当長くなることだろう。
そして、こうした「名もなき家事」の数々は脳を疲弊させ、気疲れの元になる。なぜなら、常に頭の片隅に置いておかねばならないからだ

ほかの家庭ではどうしているのかな? と思って検索してみると、関連記事がたくさん見つかる。やはりお悩みの人は多いようす。

「名もなき家事」を可視化する

なるほど、と思ったのは、梅田悟司さんという方が書かれたこちらの本。

すべての「名もなき家事」に名前をつけて「可視化」するというのは、役立ちそうだし、面白そう。
しかし、すべてをリストアップして分担するのは手間がかかりそうだし、そうした細々とした「名もなき家事」を夫が引き受けてくれるかどうかも分からない
そう思って、まずは夫に相談してみることにした。

「名もなき家事」は本当に多いの?

夫は開口一番、発した質問がこれ。
「名もなき家事って本当に多いの?」
私:「たくさんあると思うよー」
夫:「でも、500個は無いんじゃない?」

うーん、たしかに500個は無い気がする。数というより、「名もなき家事」は日々ランダムに生じるから大変なのだ。そう話すと夫は、
「とりあえずリストアップしてみなよ。分担してくれればやるから」という。

内心、とってもとっても面倒くさい(だからこそ、手をつけてこなかったのだ)。
でも言い出してしまったからには、やりますよ!

というわけで、次のような流れを想定している。

① リビング、寝室、キッチン、トイレなど、場所ごとに項目を立て、そこに付随する「名のある家事」と「名もなき家事」をリストアップする。
② リビングは月曜が私、木曜が夫、のように担当を割り振り、リストアップされた作業の中から、必要だと思った作業を各自が行う。

うまくいく気が全然しないのはなぜだろう。
でも、始める前から弱気になっていても仕方がない。実行あるのみだ。
後日、結果を報告しようと思っていますが、さてどうなることやら。

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