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いつか、『自由になりたい』と思った時のために

我が家には、適応障害で休職中の旦那くんがいる。7月から休職して、もうすぐ半年になる。

休職から4ヶ月がたった昨年11月、もう少しお休みが延びそうだということで、私はオンラインでデザインの勉強を始めた。

この記事には、5歳と0歳の子がいて休職中の旦那がいながら、私が学び始めた理由を書いた。

だがこれは前向きな理由。もう一つ、始めた理由がある。

それは、『我々がいつか自由を願ったときのため』だった。

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私は旦那くんと出会って、人生を共にしたいと願って結婚した。その時は明るい未来しか見えていないし、そんな人と出会えたことも想い合えることも奇跡なんだよな、と思っていた。

そして、結ばれてゴール、、、ではなく、ここからがスタートなのが夫婦である。

あれから7年ほど経って、こどもは2人授かることができ、幸せなことに変わりない。旦那くんとじゃないとこの2人には出会えなかったし、旦那くんには感謝もしている。

でも、旦那くんがしんどくなって仕事を休んで、旦那くんに思い切り頼れなくなって、わたしもしんどいことが増え、我慢することが多くなった。旦那くんは朝早く起きることがしんどいらしい。だから、ここ半年朝ご飯の準備や洗濯や朝の仕事の手伝いは頼れない。それにこどもと遊ぶこともしんどいようで、彼が今やってくれる子のお世話は、本日1歳になる次女のお昼寝の添い寝とたまに抱っこ紐担当、5歳娘がテレビを見ている時のお膝のお席担当。
え、これって『お世話してる』てことになるの?と思う時がある。

一生添い遂げると誓った旦那くんがいて、こどもが2人きてくれて、たしかに幸せ。大切。
こどものためなら頑張れるが、旦那くんのために、私はどこまで頑張れるのだろうか。

正直、どこまでも添い遂げられる自信は、なくなってきている。

私はわかりやすい性格で、小言もいうし態度にも出てしまうので、旦那くんにとっても正直私が居心地の良い存在ではなくなってきていると思う。こどもが2人いるのだって、彼にとって重い時があるかもしれない。ひとりになって身軽になったほうが、彼は生きやすいのかもしれないと思ったりもする。

お互いがモヤモヤしたままで、こんな2人が結婚を続けていっていいのだろうか?

夫婦は、お互いがいい影響を与え合わないと、勿体無いと思う。

人生って1回しかないし、恨み合う時間が長いならば、別れる選択肢も必要だと思う。

恐ろしいことに、かわいい我が子が目の前にいるのに、『別れる』という選択肢がたまにポワーンと浮かんでくるのだ。

もちろん、夫婦にはいい時も悪い時もあるだろう。この波を乗り越えられた先には、いい波が来るのかもしれない。

ある程度は共に頑張れると思う。私を支えてくれてたときも思い出せるし、家族としても旦那としても、今は大切に思える時間が多い。

でも、もししんどくなったときは。

旦那くんが、もし家族に縛られて辛い思いをする時がきたら。

旦那くんがもっと大きく暗く変化してしまって、それが長く長くつづいて、こどもたちにそんな旦那くんを見せたくないと思ったら。

私にとって、旦那くんといることが大きな負担になったら。

どんな選択肢でも選べるようにしておきたい。

今、私は専業主婦だから、収入がない。休職当初は私も一緒にゆっくりしようと思っていたが、最近いざと言う時にむけて動かないといられなくなってきた。ゴールが見えないから、不安が蓄積していく。私に収入がある方が、いざと言う時動きやすい気がした。
看護職の資格はいくつかあるが、保育園や幼稚園、家事育児に加えていきなり看護の仕事をするには、自分の負担を考えると決断できない。私が潰れるわけにはいかない。

じゃあ在宅だ!で調べて、おうちでも可能なpc作業のwebデザイナーに目が止まったのだ。
元々ホームページを見たり絵を描いたり作ったりするのも好きだったから、これは学んでみたいと思った。

恐ろしい嫁でしょう。
私はこういうことも考えている。旦那くんに笑って話している裏では、自分の逃げ道を作ろうとしていたのだ。

でも、ややブラックなこと書いといて、今すぐ本気で逃げたい、という話ではなくて。さっきもいったが、まだ大丈夫だと思う。

この「自分とこどもを守るための逃げの選択肢」があることで、私の気持ちが違うのだ。
自分を大切にできている安心感、「まだここまで気持ちがいかんから大丈夫だ」と言う物差しにもなるし、「みんながしんどかったら絶対添い遂げる必要はない」と思うだけで、軽い気持ちになる。

支えなければ、という重さに耐えきれなくなると良くない。そっちに引っ張られないように、意識的に気持ちが軽くいられる選択肢を持っておくことも、大切なのだ。

我慢しすぎず、飛ぶ準備だけしておく。
飛ぶ準備だけしておけば、もう少し頑張れる気がする。

健やかなる時も、病める時もと誓ったのですがね、神様すいません。でも、もがいた先にはきっと何か待ってると信じて、もう少しバタバタしてみようと思います。

さて、今日は次女ぴよ1歳の誕生日。
おめでとう、ぴよ。
初のお誕生日にオカンはこんなnoteを書いておりますよ。でも、そんな我が家に産まれてきてよかったと思えるように、一生懸命守っていくからね。たくさん笑って過ごせる人生にしようね。

よし、今日も笑顔で!

日々の中で、家族の笑顔を守るための何かに使わせていただきます。本当にありがとうございます。