見出し画像

越谷の名所を巡るランニングコース①:10㎞

暮らしと医療の談話室」の間藤です。

暮らしと医療の談話室とは?

暮らしと医療の談話室は、地域で暮らす患者、市民と医療、介護従事者が顔の見える関係となり、治療やケアについて共に考える素地を作ることを目的として埼玉県越谷市で活動をしています。


越谷市について

越谷市は埼玉県の南東部にあり、東京都心まで25キロ圏内に位置しています。人口は約34万人で県内63市町村中第4位(令和3年(2021年)12月1日現在)。「水と緑と太陽に恵まれた みんなが活躍する安全・安心・共生都市」を将来像に据え、東京近郊のベッドタウンとして現在も発展し続けています。

越谷市はランニングがしやすい?

越谷市の地形はほぼ全域に渡って低平地で、平均海抜は5メートルほどです。元荒川沿いの道は整備されています。また多くの名所があり、季節の変化を感じやすく、楽しいランニングが行える場所だと思っております。

活動・参加の場所づくり

私は理学療法士という仕事をしております。越谷市の魅了を感じてもらいながら、健康的な活動や場づくりができたらいいなぁと思っています。その一環として、今回は越谷市の名所を巡る10㎞のランニングコースを提案したいと思います。

今回のコースの概要

越ケ谷御殿跡ー相扶共済の石碑ー久伊豆神社ー香取神社ー宮内庁埼玉鴨場ー越谷梅林公園ー元荒川橋ー出津橋ー神明橋ー元荒川堤桜並木ー越ケ谷御殿跡

越ケ谷御殿までの道のり

東武スカイツリーラインの越谷駅から越ケ谷御殿跡までは1.2㎞です。歩いて15分くらいになります。

旧日光街道の街並み

越ケ谷御殿跡:御殿、江戸城へ出張中?

徳川家康が放鷹時の宿泊所のために、現在の御殿町地内に御殿が設営されました。ちなみに、この越ケ谷御殿ですが、明暦の大火(1657)で江戸城が消失した際に江戸城二の丸に移すため解体されたそうです。

越ケ谷御殿跡

越ケ谷御殿から元荒川を下流に下ると市役所が見えてきます。歩道も広くて走りやすい道が続きます。

元荒川の遊歩道から市役所
市役所そばの平和橋からはしらこばと橋が見えます

相扶共済の石碑:国民健康保険発祥の地

ご存じないかもしれませんが、越谷市は国民健康保険発祥の地であります。越谷市役所にあるこの石碑は国民健康保険制度の発祥とされる「越ヶ谷順正会」の功績を讃え、国民健康保険法施行十周年にあたる昭和二十三年に建立されたものです。

越谷市役所前にある相扶共済の石碑

久伊豆神社、香取神社へ

越谷市役所から来た道を戻って久伊豆神社に向かいます。

久伊豆神社

久伊豆神社の創建の年代は不詳ですが、平安時代の中期以降、武蔵七党の一つである私市党(騎西党)の崇敬も篤く、除災招福の神として武士や庶民の信仰を集めてきました。明治政府により、当地の総鎮守として郷社に列格されました。本殿は寛政元年(1789)に建立されたものであり、第三鳥居は、伊勢神宮第61回遷宮に際し、撤下された皇大神宮の板垣南御門の古材を用いて建立されたものです。境内の藤は、埼玉県指定の天然記念物です。

久伊豆神社の入り口

毎年ゴールデンウィーク前後で、久伊豆神社にある藤の花が見ごろを迎えます。

久伊豆神社の藤

久伊豆神社から通行量の少ない路地を抜けて香取神社へ向かいます。

香取神社

創建は、「明細帳」に応永年間(1394〜1428)と記載されています。中世はこの辺りは下総国に属していたことから、下総国一宮香取神社を村の鎮守として勧請し、鷺後の地に社殿が建立されましたが、後に奥州街道の整備に伴い、寛永の頃(1624〜44)に今の地に移築したといわれています。

北越谷駅近くの香取神社

宮内庁埼玉鴨場、越谷梅林公園へ

北越谷駅から東武スカイツリーラインに沿って北上すると元荒川に戻ります。

北越谷第五公園周囲

宮内庁埼玉鴨場

さらに北上すると宮内庁の埼玉鴨場があります。宮内庁が管理する鴨場は、越谷にある埼玉鴨場と葉県の新浜鴨場で全国で2 ヶ所のみで、皇室が国内外の賓客を招き、もてなす施設になります。伝統的な手法によって鴨猟を行います。越谷市や埼玉県、宮内庁が開催する見学会で入ることができます。

私は越谷市の企画で鴨場に入ったことがあります。ちなみに鴨は網で捕獲するんです。

宮内庁埼玉鴨場

越谷梅林公園

宮内庁埼玉鴨場からほど近い場所に越谷梅林公園があります。越谷梅林公園には、約28,000平方メートルの敷地内に、白加賀、梅郷、紅梅、晩白加賀おくしろかがなど約40種300本の梅の木が植えられ、毎年可憐な花をつけます。毎年3月上旬には梅まつりが開催されます。

越谷梅林公園


3月初旬あたりには梅が見頃です。

越谷梅林公園の梅

元荒川橋から元荒川を下流へ

越谷梅林公園を過ぎて、元荒川橋を渡って、元荒川沿いを下流に向かいます

元荒川橋からの眺め

元荒川橋から出津橋に向かう遊歩道は少し狭い場所もあります。

文教大学近くのみずべのアトリエ
文教大学近くの出津橋からの眺め

出津橋を渡ってさらに元荒川を下流に向かいます。

神明橋からの眺め

神明橋から東武スカイツリーライン高架下までの桜堤はやや歩道が狭くなっています。このあたりは、春先には桜がとても綺麗です。

春先の元荒川桜堤の様子
東武スカイツリーライン高架下から

桜堤の対岸はシバザクラの名所でもあります。

元荒川遊歩道のシバザクラ

9月下旬には彼岸花も奇麗に咲いています

元荒川遊歩道の彼岸花

東武スカイツリーライン高架下の歩道橋を渡って、元荒川沿いに下流に向かうと、スタート地点の越ヶ谷御殿に到着します。ここまで約10kmになります。

コースのまとめ

おススメのポイント
・季節を通じて様々な花が楽しめる
・安全で走りやすい
・梅林公園から元荒川橋にわずかに上りがあるものの、その他はほぼ平坦

気になるポイント
・久伊豆神社から香取神社への道が分かりにくい


国民健康保険発祥の地の越谷で、様々な名所を巡りながら、健康的にランニング。もちろん、走らなくっても大丈夫です。今回は10㎞のコースですが、今後は5㎞のコースも取り上げていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?