学校は迷子生産工場

まともです。
毒親の続きを少し書こうと思っていたのですが、どうしても書きたいことがあったので今日はこのタイトルです。

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私が最後に制服を着たのは5年近く前だから、今はもう少し良くなっているかもしれないが、私の受けた学校教育のあり方について、少し考えていきたい。

学校で「生き方」や「幸せになる方法」、「やりたいことを見つける方法」を学んだことはあるだろうか。
私は記憶に無い。

少し自慢じみて気が引けるが、私は成績優秀で真面目な生徒だった。真面目なまま大学に進み、特に道を踏み外すこともなく現在社会人1年目である。
きっと順風満帆な人生なのだろう。しかし、当の本人は幸せだと感じていない。人生が充実していると思わない。

そして、悪いことに「こんなに優秀なのに、頑張ってきたのになぜ幸せじゃないのか」、「私よりも成績の悪かった人のほうが遥かに楽しそうじゃないか」こんな考えが浮かび始めた。人生や社会が理不尽だと思い始めた。

この行き場のない感情を抱えながら「どうすれば幸せになれるか(望む結果が出せるか)」を考えるのだが、すぐに思考停止してしまう。毎回「やりたいことは」何かという点に到達するタイミングだ。

思ってみれば、学生時代、自分のやりたいことなんて考えたことが無かった。ただ勉強をして、テストを受けて、競って。その繰り返しだった。

私は行き先(人生の幸せ、やりたいこと)を決めないまま、知らないまま、ただひたすら色々なものを上手く身につけていった。

結果として、大人になった今幸せを感じていないし、色々なものを身につけた分、余計な迷いも生じている。

こんな人が他にもいるのではないだろうか。
私たちは、クエストの内容も知らずに、身に余る武器を与えられて敵に向かっているのだ。(伝わるだろうか(笑))

幸せになるのは、自らの決めた幸せにたどり着いた人だ。ちゃんとしていた人ではない。

そこを教えられることなく、ただひたすらに学ぶというのは、とてももったいない。

ただの知識享受だけでは、こんな空虚な人間を作り出してしまうことを知ってほしい。

学校で人生や幸せについて考えることができたら「なぜ〇〇を学ぶのか」という問いに答えるのが今よりも少し楽になるかもしれない。