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預金残高とマインドに相関関係はない

◇NOTE◇
このマガジンを始めるきっかけ→
時系列ガン無視で綴るリアルストーリー(氏名は仮)

前半は当時の心境そのままに、
後半は当時を振り返る
そんな二部構成となっております。

INDEX→

2016.6

◇characters◇
菅田陵子(age 31) わたし 第一次ニート時代

◇location◇
機内 / KIX

- 機内でスマホ使うべからず



『Please turn off all electronic devices !!』




ヒースロー行きの飛行機の中。

Air China のCAたちが機内食を配りながら、
口やかましく言ってくる。



通常離陸後、安定飛行になれば、
機内モードであれば使用は可能だ。

なのになぜかAir Chinaでは禁止されている。

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北京からロンドンまでは10時間以上。


もちろん機内の映画も見るが、
日本の映画は少ない上に、他にめぼしいものがない。



”kindleを読もうと思っていたのになぁ”


当初の思惑は外れ、どんより気分。




加えて、
椅子の座り心地はすこぶる悪い。

全然足を伸ばせないし、

シートを倒しているはずなのに、
何故だか直角に感じてしまう。




"やっぱ往復7万切りは安すぎたか…
 昔乗ったトルコ航空は高かったけど 快適だったなぁ"

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(大学職員時代に行ったトルコ)



*ちなみにAir ChinaはLCCではないw
歴とした中国のフラッグ・キャリアである。





ニートになってからと言うもの、

金額と体力の折り合いがつくもの
選ぶようになってしまった。

(持ち前のトレーダー気質も発揮)





”オカンのチラシチェックのこと笑えんなぁ…”



そんな大変な思いをして到着した
初めてのヨーロッパの光景は目に染みた〜

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もう夜の9時近いのに明るい!!!
そして6月なのに、なんか寒いww


- 旅の最後は案の定…



今回の旅行はイギリスとスペインの
2カ国周遊。



イギリスは街並みが素敵過ぎて、
百貨店や大学が、まるで世界遺産のよう。

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イギリスは天気が悪いと聞いていたが、
滞在中ほぼ晴れていたw

晴れ女バンザイ🙌

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スペインは定番のガウディ建築はもちろんのこと、

郊外へ足を伸ばして、
フィゲラスやモンセラットも巡ることができた。

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そして、なんと言ってもお酒が安い!

CAVAというスパークリングワインを注文したら、
ボトルが出てきてビックリ!

日本だとグラスほどのお値段で、
まさかボトルが飲めるなんて!


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楽しい旅はあっという間に終わり、
北京経由で関空に到着。




しかしバゲージクレームでは、
待てど暮らせどわたしの荷物は出てこない。


一緒に乗り継ぎをした、
ファーストクラスの人の荷物はすぐ出てきたのにw



そしてついに…
ターンテーブルからラストの荷物が出てきてしまった…

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人生初のロストバゲージ!!!



”もうAir China 絶対乗らない”


そう心に決めた瞬間だった。



Now

- 新たな選択肢の出現



先日ネイルに行ったときのこと。


”歩いても電車でもそんなに変わらないから、
健康のために歩いていこう!”

なんて思っていたら、
結局ギリギリになってしまいw


かなり急がないと間に合わない状況に。

(最近よく陥る状況w)




電車はすでにアウト。
そして3秒だけ悩んで出した答え。

   小走りで行く
▶︎TAXI に乗る


今までなら、なんの迷いもなく
走って行っていただろう。

(なんせ元陸上部w)



こういうとき、スッとタクシーを選べるようになった。


(しかし、終電を逃したとか、間に合わないとか、
そんな状況に陥らなければ、
いまだにタクシーの選択肢は出てこないwうぅ…)


- 頭で考えるべからず


もちろん、
電車や徒歩で行く方が安い。


けれど、サロンは初めて行く場所だったし、

ネイルの後には
楽しいお買い物が控えていたので、

ぜぇぜぇ息を切らして
出鼻を挫かれたくなかった。




迷ったときは、
体の感覚に聞くことにしているのだが、

明らかにタクシーが良いと言っていた。笑




---


Air China に乗った時も今も、
ニートという立場は同じ。

もちろん預金残高は当時のほうが潤沢にあった。
(30代の半分以上は働いていないためw)


にも関わらず、
以前は自分のためにお金を使えなかった。





どんどん減っていく預金。

当時は減るのが怖くて
ビクビクして使うことが癖になっていた。


自分には稼ぐことができない、
どこかでそう思っていたのかもしれない。



しかし、そんなビビりマインドでお金を使うと、
受け取れる恩恵も小さくなってしまうというものだ。


- ウキウキの波及効果



ネイル、その後のお話。

余裕を持ってネイルサロンに到着。
お正月にぴったりな紅白ネイルにしてもらって大満足!

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その後、表参道でのお買い物も、
とっても良い担当さんに当たるわ、

いつも行列ができているお店も
待ち時間ゼロで入れるわ、

(ここは行く予定じゃなかったけど吸い込まれましたw)


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"いやぁ今日1日めっちゃ充実してたわ〜”


と思って、家路に着こうとしたその瞬間!


SAINT LAURENTのお店が
目に飛び込んできた!


詳細はこちらの通りなのですが、↓


この日はかなり散財して、
冷やかし半分でお店に入ったものの…


まさかのドンピシャのものが目の前に!!!




財布って好みの色・形と巡り会うことは少ないし、
今買わずして、いつ買うのだ!!!

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散財of散財後の財布。

5年前のマインドであれば
きっと買わなかったでしょう。




面白いことに、このお財布、
Air Chinaのチケット代とほぼ同じ金額だったんです。

2016年:
かなり考えて考えてチケットを買い、その結果後悔…

2021年:
数分悩んで、希望通りのお財布ゲット!いやっふぅー


同じ金額を使うなら、
後者でありたいですよね。

その方が、お金も喜んでくれると思いませんか?

良いお金を使えるかどうかは、
預金残高ではなく、マインドが大事


そう思わせてくれる二つの出来事でした。


余談:
2018年から機内モードでのスマホ使用がOKになったらしいですよ。苦笑


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