ダメと言わない子育てをするには。
子育てしていると先のことを考えすぎて口が先に出ることがあります。
あれはダメ。それはダメ。
ダメダメダメダメ。
もちろん自他共に身の危険に関わることであれば、躊躇なく注意しなければなりません。
そうでないことは見守ることも大切だなと感じました。
先日、保育者一日体験に参加したんですね。
チビが通っている幼稚園で企画されているものです。
パパ先生になりました。
その中で、特に印象に残ったのが
見守ることでした。
「時計の長い針が9を指したらお片づけしまーす」
と先生が言います。
10を差しても片付けしない子がいます。
先生注意するのかなと見てましたが、しないんですね。
そのうち、他の子がその子と一緒に片付け始めます。
子供たちで出来てる。
絵の具で絵を描いたり、粘土で遊ぶ時間になりました。
何にもやらない子がいるんですね。
先生どうするのかなと見ていましたが、しばらくそのままにしているんです。
その子はずーっとそこから動かず何にもしません。さらに時間が経ったのち、先生は電車のおもちゃを出してきました。
絵の具でもなく粘土でもなく別の遊び。
その子は黙々と電車遊びを始めました。
強要をしない。
そのうち、うちのチビが電車に気づいて電車遊びに混じりました。
プラレールをどんどんつなげ始めます。
つなげすぎて粘土やってる子の椅子の下まで入り込みます…汗々
見かねて、僕は声をかけます。
椅子の下から逸れたものの椅子の後ろギリギリなのは変わりません。
先生はどう声をかけるんだろうと見てましたが、ここでも声をかけませんでした。
見守ること。
大人は先を見通す力が子供より長けています。
だからこそ先にダメと言ってしまうことがありますが、それでは子供の経験にはなりません。
経験を通して見通す力は養われます。
育てる側に立てばそれは見守ることに他ならず、問題が起きる前ではなく問題が起きてから考えさせるという先生の姿勢を見て、ハッとさせられるのでした。
ダメと言う前にまず見守る姿勢。
見習わなきゃ。
もう少しほっといてみるか。笑
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ここまで読んでいただきありがとうございます。
保育者体験は「子供の集団生活を垣間見れたこと」「本職先生による子供の接し方を見れたこと」を始め、質問と共感の会話術「〇〇かな?」と「できたね」の上手な使い方にハッとさせられました。
家の中では激しくイヤイヤ言うチビが幼稚園では一切なかったこと、他の子たちもイヤイヤがなかったことに、一体何が違うんだと疑問を抱きつつも、今後は質問と共感それに見守る姿勢を取り入れてみようと思うのでした。
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