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アミノ酸について書いてみたら、食事はもっとゆっくり食べるべきだと思った話

よく耳にする言葉、アミノ酸。

生命においてアミノ酸は必須の生体高分子。
アミノ酸って一体何なの?と思ってましたが、これは生命における部品のようなものでした。

人体においては約20%を占めていると言われています。

しかし、このアミノ酸…
自然界には500種類近くも発見されているとか…。

そのうち人体には20種類が使われています。

20%と20種類。覚えやすい。

アミノ酸の代表格と言えば
グルタミン酸です。

旨味成分としても有名ですね。

旨味成分には他にもアスパラギン酸という種類がありますが、
一旦この種類の話は置いておき、アミノ酸の合成のお話をします。


アミノ酸の合成は体内で行われます。

少し話がそれますが
よく耳にするタンパク質。

これはアミノ酸が何重にもつながったものなんですね。

タンパク質といえば、そう!お肉にお魚!

焼肉美味しいし、焼き魚もおいしい!

美味しいものはたくさん食べたくなる。

パクパク食べる。

食べた分だけ胃の中に入っていきます。


胃の中に入ったタンパク質は分解されて再びバラバラのアミノ酸になります。

アミノ酸は小腸で吸収され
血液によって肝臓へと運ばれます。

バラバラになったアミノ酸から再びタンパク質が作られます。

美味しい焼肉といえばやっぱり牛!

そんな牛のタンパク質も、人間が食べれば人間のタンパク質へと変化することになります。
DNAはこのタンパク質のアミノ酸順を決める設計図でもあるんですね。

牛に合うアミノ酸並び、人間に合うアミノ酸並びというように。

ここでいうアミノ酸の順番は遊離アミノ酸と言って、1個程度のアミノ酸を指しています。1個が数個集まるとペプチド。さらに沢山集まってタンパク質です。


そして、これはアミノ酸について調べたときに知ったのですが

タンパク質は基本的に無味なんですね。

え!?そうなの?と思わず声が出ましたが、
それでは一体何が味を出しているのでしょうか?

その役割を担うのもアミノ酸です。

タンパク質は咀嚼されることで遊離アミノ酸やペプチド状態となり、初めて味が出るんです。

ですから…

食事は噛めば噛むほど味が出る!

そして、小腸で吸収されるまでのアミノ酸分解がスムーズ。

噛まないと、味が出ないし、胃や腸に負担がかかってアミノ酸分解が遅くなる。と言えるのです。

いやいや早食いな自分。
やっぱりもっとゆっくり噛んで食べなくちゃ。


***
写真:ストックフォト


【参考文献】

アミノ酸について
味の素株式会社

旨味とは?主要な5つの旨味成分と多く含まれている代表的な食材
小林食品株式会社

【高校化学】アミノ酸の簡単な覚え方!【20種類総まとめ】
受験メモ

タンパク質はどのように消化・吸収される?
日本食肉消費総合センター


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