スマホでなるべくきれいに撮る方法(初心者向け)
写真を生業にしています。フリーランス歴13年です。このnoteでは写真のことを書いているかと思いきや、写真以外のことを沢山書いています。
そんな中、よく拝読させて頂くいっき82さんの記事に感化され、自分の経験を活かした記事を書いてみたいと思ったんです。
感化された思いを書いた記事。
どんな記事を書こうか迷いましたが、この記事内コメントでいくつか質問を受けましたので、今回はそれについて書いてみようと思います。
初回はテツヲさんよりいただいた質問です。
スマホでなるべくきれいに撮る方法(初心者向け)
ポイント3つです。
では早速一つ目から。
レンズに指紋を付けたまま撮らない
上記リンク記事内のコメントにも書いたのですが、案外忘れがちなレンズの指紋です。指紋が付いているとパキっと映らない時があります。
左と右で指紋が付いているのはどちらか分かりますか?
(小さい画面だと分かりにくいかもしれません。)
答えは左側。
絵がぼんやりとしているのが分かるでしょうか。この方が好きな人も中にはいるかと思いますが、実は指紋が付いた状態は2つの問題が起こっているんです。
一つは上記にも示したぼんやりとした絵になってしまうこと、もう一つはブレやすくなってしまうことです。
フワーッとした効果を狙ってあえて指紋をつけるのもありですが、アプリエフェクトのフワッと効果とは異なり、締まりのない印象となりがちです。さらに指紋によって光を取り込む量が少なくなるため、ぶれやすくなります。特に夜の撮影ではその影響が顕著に表れます。
撮る前にレンズの指紋を確認すること、意外と大事です。
※肌感ですが最新機種ほど指紋が付きにくいレンズが採用されている気がします。
続いて2つ目。
手首の角度
スマホを普通に持つと地面に対して鋭角に持つことになります。結構やりがちなんですが、このままの角度で撮影してしまうと絵が崩れた状態になることがあるんですね。
特に縦構図では垂直になるように持つと持ちづらさを感じるので、被写体に斜めに向けて撮りがちなんですが、被写体に対して垂直にカメラを向けることで、その崩れをまっすぐに直すことが出来ます。
左が手首を傾けた状態。右が真っ直ぐ持ち。後者の方が整然としています。
もちろん料理や花など斜めに撮る被写体もありますので、全てのシーンでこの話が言えるわけではありませんが、印象を上げてみようと思ったら被写体に対してスマホが垂直になるよう向けてみるのも覚えておくと良いでしょう。
続いて3つ目。
構図
何も考えずに撮ると真ん中に被写体を置きたくなります。(これを中央配置や日の丸構図という)真ん中も良いのですが、ちょっと横にずらすと構図に動きが現れます。
この点線がクロスする位置に被写体を置くと良く、これを3分割法と言います。この3分割法と中央配置だけでいろんな構図が作れるので、この2つを覚えておくといいでしょう。
ただし僕自身は、構図はあまり意識しなくてもいいと思っています。それは被写体と同等に背景も絵の構成要素として大事だからです。クロスした位置に被写体を置いても落ち着かない絵になることは当然あります。
そのため、構図に縛られるよりも自分が良いと思う感覚の方が大事だと考えていますが、初心者にとってはこの3分割法は覚えておいて損はないです。
以上、僕なりの3つのポイントでした。
まとめます。
レンズに指紋を付けたまま撮らない
手首(スマホを向ける)角度に気を付ける
3分割法と中央配置を覚えておくとよい
他にも2眼レンズ、3眼レンズの場合のコツもあるのですが、今回は誰もが知っておくといい話を書いてみました。
何か写真のことで聞きたいことがあればコメント欄にお書きください。短めのものはコメント内で、内容によっては記事化してお答えさせていただきます。
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Top画像:まと。
本文画像:まと。
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