2つのライティングを扱う者
皆さんは「ライティング」という言葉を聞いて、何を想像しますか。
僕は写真を生業としているため「ライティング」と聞くと、思わずLightingを想像してしまう時があります。
「書く」Writingではなく、光を扱うLighting。
カメラマンは照明屋と言っても過言ではありません。
ライト機材を使って光を作ることもありますし、太陽光によって撮影ポイントを考えるのもライティングの一つです。
機材を扱えばこんな感じの写真も撮れちゃいます。
そう、写真でも「ライティング」という言葉を使うんですね。
「撮ること」に関しては得意としているところですが、Writingに関してはまだまだ発展途上。
こっちのライティングも成長していきたいなと思い、毎日コツコツ「書くこと」の成長を考え、やり続けています。
いやいやしかし、
noteを読んでいると、時々目にする「ライティング」という言葉。
毎回「Lithing!?」と頭の片隅で思っちゃう自分はまだまだ「書く」より「撮る」方が割合としては大きいですね…。
以前の記事で書いたハンドルネーム「まと。」の由来にも通ずる、「撮る」と「書く」ですが
両刀振り回すためにも、「書く」でもっと実績を作りたいなと思ってます。
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WritingとLighting、日本語で書けばライティングと同音異義語になりますが、そんな視点から写真の世界に目を向けてみると、「アシ」という言葉が浮かんできます。
この業界にアシを踏み入れると自然にこの使い分けができるようになるんですね。
アシとは
1) アシスタントの略称
2) ライト機材等を立てるためのスタンドの別名
3) 人間の「足」
4) 機材運搬するための車、またはタクシー
4は突然言われるとなんのことかわからないことがあります。笑
カメラマンがアシスタントに伝える極端なセリフ例
明日、アシタレの撮影でアシ何本も必要だから他にもアシ何人か必要なんだよ。機材いっぱい持っていくからアシも用意しといて。
ちなみに、アシタレとは脚専門のタレントさんのことです。他にも手タレさんとかもいます。
業界内で使われる専門用語、他にもたくさんありますけど、この「アシ」ほど様々な意味を持ったものはないでしょう。
紀貫之著書「土佐日記」にこんな一文が登場します。
上中下酔ひ飽きていと怪しく潮海のほとりにてあざれあへり。
現代語訳
身分の高い者も中の者も低い者もすっかり酔っ払っているが、たいそう不思議なことに海のほとりでふざけあっている。
「あざれ」には「魚が腐る、ふざけあう」の意味があり、紀貫之は言葉の意味を掛け合わせた言葉遊びをしているんですね。
ちょこちょこ目にする「ライティング」、この言葉から同音異義語について意識が高まったんですが、紀貫之のような言葉遊びができたらもっと面白いだろうなと思う今日この頃です。
そのためには、言葉をより多く知って、頭をさらに回転させる必要がありますね。
それこそ、足は捻りたくないけど、頭は捻りたいです。
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