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02.凍頂烏龍 特級

エンストをしました。車のじゃないよ。自分の。
年末年始の長期休暇があったんですけど、やりたい事を一気にやろうとしてしまって全ての休日でぎっちぎちのスケジュールを詰めてしまったんですね。今から2時間この作業に使って何時から30分で買い出し済ませて何時から事前放送みて何時にディスコ繋いで歌謡祭同時視聴して、みたいな。そんなつめつめスケジュールで毎日駆け抜けていたら休暇後半で友人と遊んだ時にがたーんとエンストしました。疲れ果てた。なにもしたくないって力尽きてしまった。詰めすぎでしたね……。
タイムスケジュール組まないで好きなことをやってみよう。自分の中の感じに耳を傾けてみよう。という友人の言葉に従って数日ぼやっと過ごしてみました。寝たいだけ寝る。だらだら好きな音楽聞く。そんな風に過ごしてるうちにクリエイトな趣味も段々とやりたくなってきて、今ちょっとずつやっている感じ。こうして自分の気持ちに耳傾けながらやりたさを掴んでみると、年末年始はいかに『予定なのでやる』で動いていたかを実感します。タスクになっていたなぁ。そりゃ疲れるよね。仕事みたいなものじゃんそれは。

そんな訳でお茶レポしたい気持ちになったので、今日はnoteを書く事にします。朝起きて冬の日差しを浴びていたらふと飲みたくなった茶葉がこれでした。



凍頂烏龍 特級ルピシアの烏龍茶です。
なんと。初めて自分で買った烏龍茶。しかもリーフ。これまで烏龍茶を飲む時はブックオブティーみたいにセットの一部だったり、人から貰って飲んだりだったので、自分でこれを買おうと選んでお金を出して手に入れた烏龍茶はこれが初めてです。
大好きなのは紅茶なので中国茶は別にいいかな、みたいにこれまで思っていたんですけど。去年人から頂いた烏龍茶が思った以上に美味しくて感動したのと、フォロワーさんに凍頂烏龍茶って飲んだ事ありますかおいしいですよとマシュマロでおすすめされた事もあり、一回いいやつ買いたいな、と思うに至りました。これはグランマルシェでの購入。11月のグランマルシェだと思ったより品数が少なくて困ったんですけど、少し待って今時期に買った方が冬摘み茶葉の旬なので色々選べたみたいですね。学び。

袋を開けると……あれ、抹茶の香りがする?上品な抹茶ラテのような香りがします。すごい、何回嗅いでもめちゃくちゃ抹茶ラテだ。それ以外に表現できないかも。甘くてクリーミーですーっと抹茶が香り立ってて、ついその味を期待してしまいます。でもこれ烏龍茶なのよね。淹れ終わるとじゅわっとした瑞々しい甘い香りに変わりました。淹れる前に感じたクリーミーさはほんのり残っていて、甘みの奥の方にとろっと佇んでる感じがします。うわー良い香り……では一口。

……ほあ。おいし……!あつあつなので味がまだわからないんですが、このあつあつと一緒に甘みがじゅわっとくるのうま……うま……。少し冷めてくるとようやく味がちょっとずつわかってきます。とろーっと甘いです。美味しい……!透明感でいっぱいなのにとろっとクリーミーという不思議な甘さをしています。それがほんのりと香ばしい上品な香りと共にやってくるので、すごく癒される……。この香りすごく不思議ですよね。他のものに例えるのが難しい、烏龍茶にしかない独特の香り。これ好きなんだよなぁ。
舌が慣れてくると甘さの奥に旨味も感じられるようになります。それもたっぷりある。なんだと。こんなにいたのか旨味。今まで気づかなかったぞ。この旨味、ざらつきとか主張の強さとか全然なくて、すごく上品な味わいなんですよね……こうなんか、表面をつるっと綺麗に整えて磨き上げたようなそんな感じの旨味。だからきっと甘みと完全に溶け合って気づきにくかったんだろうなぁ。その溶け込み方も上品だ……。

美味しかった……。美味しかったし、すごく安らいだ。スケジュールを組んでてきぱきと動いていた時に比べて、なんかすごくじゅわーっと身体の中に満ちていく感じがします。日差しで明るい部屋の中で、見たいなぁと思うお弁当作り動画なんかを見ながら、好きな香り好きな味のお茶をゆっくり飲んでじわーっと浸る。心地いいなぁ、が満ちていきます。この時間すごく心地いい。多分休日って、これが大事なんだろうなぁとようやくわかった気がします。やりたいなぁと思う事をのびのびやってみてゆっくり浸る。休むってこういうことかぁ。

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