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28.横濱ストロベリーティー

コロナが流行り始めて、在庫を抱えた商品をSNSで宣伝しているのを見かける機会が増えましたよね。結構それを見て初めて知る商品も多くて、ロンドンティールームの茶葉もそれがきっかけでした。思わぬ商品の存在を知ってついつい手が伸びてしまうし、買うとこの人の助けになれるかなと思うと余計軽率に買っちゃう。後者はまぁ完全にエゴというか自分勝手な気持ちなのですが、その結果誰も困らないから自分勝手でもまぁいっかなって思ってます。今回もそんなきっかけで買った茶葉。


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横濱ストロベリーティー紅茶の国のアリスのノンカフェインティーです。パケが死ぬほど可愛いですよね……それも買っちゃった理由です。ノンカフェインはいくらあっても困らないし。

袋を開けるといちごというか、いちごミルクのような甘い香りがします。いちごミルク飴あるじゃないですか、あれっぽい匂い。淹れ終わったポットからはもうちょっと苺みの増した甘酸っぱい香りがしますが、それでもやっぱりちゃんとあるミルクっぽさ、飴っぽさ。水色も赤いのかと思ったら意外にも淡い茶色で驚きました。どんな風に甘酸っぱいんだろう……わくわくしながら一口。

甘っっっっっっっっっ!?!?!?!?

びっくりした。えっびっくりした。甘っっっっ!?!?紅茶?今紅茶飲みました?砂糖食べたような甘さしましたけど。さっき歯磨きをしたからミントが残ってて味の感じ方おかしくなってるか……?そう思って水で口をゆすいで、もう一口飲んでみました。……やっぱり甘い。ものすごく甘い。目が醒めるぐらい甘い。

えっどういうこと……?甘い香りづけってのはいくらでもあるけどこんな激烈に味が甘くなるような香りづけなんてある……?とウェブサイトを見に行ったら、ハイビスカスとステビアをブレンド、と書いてありました。ステビア!なるほどな!確か甘味料ですよねステビアって。食べた事はないけれど、甘味料を混ぜ込んでるなら成程このしっかりした甘さは頷ける。

舌が慣れてくると、香りと一緒にちゃんと苺の風味を感じられます。ふわりと香る苺とほのかで柔らかい酸味。そこにステビアの甘みがぐっときて、いちごミルク飴を溶かしこんだような甘酸っぱさになるんですね……はー面白いな。つまりティーバッグで淹れるだけで砂糖入りの紅茶にできちゃうんだ。そんな茶葉は初めて見た。私は普段紅茶に砂糖を入れないタイプなので衝撃で吹っ飛びましたが、砂糖入れる人ならめちゃめちゃ丁度いいんじゃないでしょうか。現に最初は吹っ飛んでた私も段々慣れてきました、この甘み。案外悪くない。こういう飲み物だと思ったらかなり美味しい。いちごの風味がステビアに負けないぐらいかなりしっかりしてるのが良いですねこれ……。こんなに甘いのに意外にも後味はすっきりしていて、そこもなんか良いですね。甘いのにさっぱりと飲める。

色んな紅茶を飲み慣れてくると良くも悪くも味を覚えてきて、これが入っててこの香りづけなら成程大体こんな味かなー?と予測が立ってしまうんですけど、この茶葉はそんな予測を勢いよく薙ぎ倒しに来ましたね……いやびっくりしました。面白かったです。こんなとんでもねぇ出会いがあるから紅茶はやめられねぇ。

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