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イギリス人のようにアホになりたい

今日は嵐が来て学校が休校になりました。
なんかここ1週間超やる気が出なくて最低な1週間を過ごしていましたが、嵐の低気圧のせいにしようと思います。
嵐の名前はEuniceというそうで、毎度毎度なぜ台風や嵐に名前をつけるのか、いつもうっすら疑問に覚えるが調べるには至らない。
今日は電車に5時間乗って私の友達のお母さんが出ているミュージカルを見に行く予定だったが案の定キャンセルになった。昨日から予想していたことだったので、私と友達は明日出発することを今日の朝早々に決めた。
ちなみに電車のアプリを見たら、今日は電車に乗らないほうがいいと書いてあった。もちろん本当に危ないというのもあるが、正直、イギリス人は結構lazy(怠け者?)なところがあったりする。笑(友達&経験談)
というか日本が真面目すぎるのかもしれない。
日本だったら台風の日でも電車割と走るし、学校もほぼ休校にならない。台風前夜にうっすら抱く期待と高揚感も大抵は次の日の朝7時ぐらいに吹き飛ばされる。普段より早起きして晴れ晴れとした青空を見てはぁ?と思うのも少し懐かしい。

とにかく、今日1日の予定が飛んだところで、最近よく仲良くしてるリオンくんとキッチンで鉢合わせた。
彼も今日は授業がないというので、一緒に買い物に行った。
帰り道、いろいろ話している中で、私部屋の中で歌えなくてストレス溜まるわ〜と何気なく言った。そう、日本にいたときはマンションの階の端っこの部屋で、隣にも上にも部屋がなかったので思う存分歌えた。ずーーーーっと超大声で歌ってた(時には深夜に)のだが、今住んでいる寮は壁が薄く結構声が聞こえる。
歌ったら周りに聞こえるじゃーーんと言ったらそんなの誰が気にするのかと。
部屋から歌声が聞こえてきたって誰も気にしないと言った。まあ確かに、、、?
やっぱ周りのこと気にするのめっちゃ日本人的だよな〜と思いつつ、
私はバカになれないからイギリス人ってバカになれるのが羨ましいと言った。
ここでいうバカというのはもちろん学力云々ではなく周りを気にせずアホな事ができるということ。イギリス人はお酒の場とか、もちろんそれ以外の場でもとんでもなく面白くてバカなことをしてたりする。しかも周りのこととか全然気にしてない。私は勝手に真面目であることと私生活でアホなことをするのは相反することだと思ってたけど、それは共存可能だしそれを言葉で言われた時にすごく納得した。
し、単純にくだらないことするのって楽しいよね。
プライドこじらせて変に頑固になって、くだらないことをやってる自分や他人を俯瞰して見下すようなつまんない人間になりかけていたよ私は!
というか最近いろいろと単純に心から楽しめなくなっていました。
ここは1度見つめ直して、1回アホになったほうがいいかもしれません。
と、思った出来事でした。

余談
演技の授業中に先生が急にこのカーペットにたくさんついてる花の模様が何個あるか数えなさいと言ったことがあった。
一人一人見ているとみんな全く違うアプローチをしている。
ある人は真剣に一つ一つ数え始め、ある人は計算式を立て始め、ある人は携帯の電卓を使い始めたり、2人で協力して数えたり
ある人は意味がないからと半ば諦め気味に突っ立っていたり
残りのグループは数える人たちを観察した。
花の模様は細かすぎるし何百個もあるので当然答えは出ないわけだが、もちろんそれは重要ではない。
先生は観察した人たちに、どの人が見ていて面白かったかと聞いた。
みんなが口を揃えてある生徒のことを指した。
その子は、超真剣に一つ一つカーペットの端っこからいち、に、、と数えていた子だった。途中で数え間違えたり数を忘れてあーーーーーーーと喚いてまた一から数え直したり、、あーでもないこーでもないとカーペット相手にクソ真面目にやってる姿が滑稽でみんなの笑いを誘ったのだ。
ここで先生はこう説明した。観客の興味をそそるのは、たとえアホみたいなくだらない事にも自分をその世界に、やるべきことにささげられる人だ。確かそんな感じだった気がする(つまりimmerse yourselfということ、←うまく訳せない)
確かに、よく考えてみればライオンキングやキャッツなんて変な話である。人間が猫や動物を演じる?天に登る猫を決める?
ハリーポッターもスターウォーズも、現実味がない馬鹿馬鹿しいとバカにして一蹴すればそれで終わり。だけど脚本家やプロデューサーやディレクターはじめスタッフや役者はそれを本気で考えたからこそ、架空の設定でもリアリティがあって、私たちはワクワクできる。だから、くだらないような意味のないように思えることも本気で取り組んでみる価値があるのかも?

以上、終わり🍊


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